marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(777回) アメリカ民主主義国家のほころび

2021-01-14 18:21:14 | 日記

◆1884年アメリカに内村鑑三が上陸し、理想と思っていたその土地の人々の実際が、日本国にいて読めた人格と教養ある人々のキリスト教国の実態とあまりに異なっていたがゆえに、私は日本にいて騙されたのだと落胆したのだった。そして、それは時代を経ることによって解消されているのかと言えば、決してそうではなく、今、われらが知らされてきたアメリカと言う国は、理想の国に仕上げようと試みた、そしていまもそう励んでいる超上流のエリート郡の宣伝であったのだろう。僕が学生の頃のアメリカを形成する人々のエリート層は、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)と呼ばれた。多くの移民も受け入れ、民主主義と自由の国であると誰もが羨望をもって、消費第一、エネルギー消費第一の国。しかも、実際は拝金主義、人種差別の国。理想の国であるとしてきた世界への宣伝をトランプさんはフェイク(嘘)であるとここにきてようやく暴露し始めたということなのか。◆慣習として大統領就任には聖書に手を置いて宣誓したのではなかったか。議会会場に乱入した人々も、共和党も民主党も民衆はいずれ、誰でもが教会に行っているはずではなかったのか。暴動をも起こすことを自由というのであったのか? それは、次元の低い肉体の攻撃性の放任であろう。そういう”人とは何か”ということも、僕らはアメリカいる学者から多くを学んだのに・・・。産学共同で兵器を作り、儲けと人の働きを維持させて裕福に富ませ、喧嘩を売り込み、かつ、その行動の正当化には限界が来たということなのだろうか。いかに、一般大衆のひとり一人の魂の質(国の土台に係わる人々の信仰心と言っていい)にかかわり、国と言うものが出来上がっているかということを改めて考えてみなくてはならないと思わされる。◆それは、彼らが信じている今も生きて働いておられるという世界のベストセラーに書かれている天地創造の神が、世界にその存在を知ら占めるためにコロナ禍があり、アメリカがほころび始めたことを示し始めたのだと、僕はそう思わさざるをえないのだ。



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