marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(687回) 信徒による礼拝説教 全人類の救済(その1)

2020-08-30 20:31:25 | プロテスタント

信徒による礼拝説教 8/30記録として残します。

◆キリスト教信者が1%にもならないと言われるこの国で、何故、小数なのだろう、イエス様のことを理解してもらうには何が必要だろうと考えるときが時折あります。世界的な新型ウイルス感染蔓延の中で昔、読みました2冊の小説を思いだしておりました。それは、神様の言葉である聖書が、すべての命あるもの達に与えられているのだというようなことは、まったく思ってもみない主人公が書かれているのですが、いずれも知られた賞をもらっていた作家だったからです。

◆ひとつは、アルバート・カミュという作家で1947年に書いた「ペスト」という小説が世界で140万部も売れたというニュースが流れていたことです。このカミュという作家は「不条理の哲学」を創設したと言われノーベル文学賞を授けられています。ペスト、黒死病と言われたこの病気は14世紀にヨーロッパや他の国で流行り三分の一の人々が死んで、22年間も続いたと言われた疫病で、政治、経済に多大な影響を与えた怖い病気でした。その歴史上の実際のことを下地に彼はペストが流行ってロックダウン(都市封鎖)された故郷のアルジェの町の話を書いたものでした。その都市の中で、リューという医師や聖職者その他、様々な人々の思いが語られていきます。最後は、感染源となったネズミの死骸も消えてペストは影を潜めたが、また、隠れていていつかまた顔をだすだろうと暗示をして終わります。・・・続く