marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(685回) 自分の言葉で読む:世界は動いている

2020-08-17 04:58:46 | 日記

◆NHKの真夜 空からのクルージング 世界遺産を見ることがある。ヨーロッパのシンボル、イエスを抱いたマリア像、開拓のその土地に初めの建設物は民衆の信仰の対象としての教会であり、イエスでは、あまりに恐れ多いのか、直接の信仰の対象としては偶像と感じるのか、マリア像(イエスを抱いた)がその対象のシンボルとして建てられている。しかし、イエス、そして使徒達が語るのはシンボルではなく今も語る「神の言葉」である。それは、目には見えない。その「神の言葉」を求める。

◆答えは聖書にあるとイエスも言われたのであるから、仲介書という媒介も参考にのみにし、最後は自分の言葉で聖書を読み、自分の言葉にすべきである。そして生きることである。そうすれば、自分の短い人生で今生に生まれた宿題が見えてくるだろうと僕は思う。肉体を持つ人生が、次の世界へ行く訓練として思えてくるはずである。そこには、思いどおりにはならない外なる戦いと、内なる戦いが見えてくるはずだ。

◆しかし、僕らには読み解く力がない。使徒行伝8章には聖書を読みながらエルサレム礼拝から戻るエチオピアの高官にフィリポがこう尋ねる場面がある「お読みになっていることが分かりますか」と。高官は応える「手引きしてくれる人がなければ、どうして分かりましょう」と。フィリポはイエスのことを語り、信じたエチオピアの高官は洗礼を受けるのである。エチオピアはキリスト教国になった。

◆時間経過 神はどういうお方であるのか・・・アブラハム、イサク、ヤコブの神であると言われた。パウロの手紙には「神は霊である」と書かれている。それはイエスも言われた(ヨハネ伝4章24節)。歴史を担われる方であるということ、それは人の歴史は動いている。永遠の時間の流れの中で生きて働いておられるという。「わたしの父は今もなお働いておられる。だからわたしも働くのだ。」とイエスは言われた。(ヨハネ伝5章17節)。先日、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)が国交を結んだという。世界は今も動いている。イスラエルはヤコブに神の使いがつけた名前である。

◆祈るときにはその人のそばにイエスは佇むという。今という時。それは先に述べた永遠の時間の流れ(水平次元)での中での二度と来ない今である。それは永遠の今と言われる。垂直次元での語りかけである。

◆パウロは言う。律法は養育係であると。今、その目標たる方が来られ真理が語られたからには、律法は卒業して直接、師に聞くべきではないかと言う。それを断行したのがプロテスタントであった。歴史は更に進んでいる。確かに、次の段階として独りひとりが生かされている霊的次元での成長すべき目標のステップが手紙に書かれているように読み取れる。****「我らの戦いは血肉にあらず、支配と権威、闇の世界の支配者、天における諸々の諸霊に対するものなのである。」(エフェソ信徒への手紙第6章12節」****