記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

一日に二度、朝山と他流舁きを満喫!山笠の醍醐味。

2009年07月11日 23時53分10秒 | 博多部
 博多祇園山笠はいよいよクライマックスへ向けて突き進む。連日、櫛田神社
や川端商店街、そして福岡市内の14の飾り山をめぐる観光客であふれている。
明日はいよいよ「追い山ならし」、11日も各流れが櫛田入りの練習を行い、今
年の一番山・東流れが大粒の雨の中、多くの観客に見守られながら櫛田入りの
練習を繰り返した。初めて櫛田神社を訪れた観光客は、境内がコンパクトなこ
とに驚く方も多いようで周囲から会話が聞こえてくる。

 早朝5時前から各流れの流舁き「朝山」祝儀山が動き、時折豪雨の中を勇壮
に町内を駈けた。撮影する側も豪雨の中では大変で、全身びしょ濡れになりつ
つも、カメラを濡らさぬよう四苦八苦である。櫛田入り練習後の西流れをメイ
ンに追いつつ、あまりの豪雨に川端商店街へ避難し土居流れを撮影。博多川を
はさんで中洲流れが見えて博多川沿いで撮影した。

 西流れの追跡に戻り綱場町へ。ここでは恵比寿流れの飛び地があり、同流れ
が流舁きで巡ってくる。ちょうど西流れと交差しそうなタイミングで、2つの
流れをバランスよく撮影に成功した。昨年までの教訓が多少活かされている。

 夕刻は櫛田神社で大黒流と東流の「櫛田入り」練習を撮影。12日の「追い山
ならし」と15日の「追い山」で撮影する場所でテスト撮影した。神社が今年の
「追い山」本番用に用意してくれたのは清道の正面、なんとか良い撮影ができ
そうで、あとは私の腕次第である。12日の「追い山ならし」は昨年同様に、恵
比寿会館2階の角地で撮影予定、テレビカメラの脇である。ここからの一番山
の「祝い唄=祝いめでた」のシーンは芸術的なまでに見事に男衆の配置を見る
ことができる。

 11日はRKB毎日放送で「子供山笠」のドキュメントが、KBC九州朝日放送で
「走れ!山笠」のスペシャル版が放送され、どちらの構成も素晴らしかった。
実際に撮影しながら観た感動が蘇り、それにドキュメントの人物模様が交わり、
不覚にも自然に目が潤んでくる感動シーンが何度もあった。

 実際に山に出る訳ではない私が、ここ数日はほとんど仕事が手につかない。
これが実際に参加する立場であれば、立派な「山のぼせ」になれるかもしれな
い、などと考えるヒマもなく、連日の撮影は結構ハードである。良い写真をと
思うと、自然に集中力が行動に出るようで、動き回ったりシャッターを押した
あとの興奮を覚ますのが大変である。

 13日の「集団山みせ」は、ソフトバンクホークスの王貞治会長が初の台上が
り。例年以上に見物客や写真撮影する人が増えそうな予感である。

今日の写真は、朝山で綱場町を駈ける西流の舁き山「流舁き」。
博多のチョコのはじまり処・チョコレートショップから、やき鳥・もと幸そば
(綱敷天満宮前)から明治通りへ出る。

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