記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

ある日の散歩コース上で気になったもの

2016年01月16日 20時16分53秒 | 福博まちの記憶

1月14日夕刻の散歩コース上の気になるもの。1枚目「無装荷搬送式多重通信方式発祥之地」記念碑。世界初の某通信海底ケーブルにまつわるもので博多駅東のNTTさん敷地にあります。この碑のあるNTTさんのビル向かいが私が8年通ったゼンリンビル…。最近人気で行列が絶えない某ラーメン店そばです。

2枚目「麻生太吉寄進灯籠」。3枚目、少彦名神社「日本薬種祖社」碑。いずれも筑前一之宮・住吉宮境内にあります。

4枚目「いそのビル」。いそのビルは磯野七平鋳造所の廃業後、不動産業に転じた博多の名家・磯野さんの管理物件…。

5枚目「第一四十川アパート」。ここは旧上四十川沿い(ふくや経営「たべごろ百旬館」裏手)で、長谷川町子さんが上京前に暮らしていたエリアにあります。アパートを管理する大神土地は「渡辺通り」渡辺與八郎氏とともに、渡辺通りから春吉にかけての開発を先導した大地主さん。

6枚目「春吉公園内に移設保存の旧春吉橋石組み」。現在は「中洲懸橋」と呼ばれている旧春吉橋の石組石柱を公園の花壇やベンチとして再利用されています。詳細は以下7枚目の通り案内板が設置されています。

以下、8枚目は住吉の古い路地に遺る昭和な「町内木製掲示板」。このエリアも昨年までは木造家屋や昭和初期のモダン建築が遺っていましたが、次々に解体されてます。

あと9枚目、美野島橋脇の公園の雨水マンホール蓋。せっかく煉瓦敷石に合わせたデザインなのに、わざとのように斜めに設置されているのが気になりました。

タモリさんではありませんが「下を向いて歩く」ことで色んなものが目に付きます。

 

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2 コメント

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Unknown (やまだ)
2016-01-19 16:51:57
初めまして。日本各地の「昭和」好きです。
福岡では町会を「自治会」と呼ぶのですね。
町内会はよく聞きますが、自治会は珍しいですね。
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博多は太閤秀吉以来の自治都市ですから。 (mapfan)
2016-01-19 19:15:01
コメントありがとうございます。博多(福岡市)は基本的に町内会を自治会、校区単位になると自治協議会という地域が多いです(10年前までの呼称は自治連合会)。太閤秀吉の町割から続く自治都市・博多ならではかもしれませんね。昭和30年代までは自治会で住民登録など役所業務も行い、それら町の長を「町世話人」といい様々な自治権限を与えられていました。また、博多祇園山笠などがある旧博多部では、藩政時代から続く町内会長的役割の「町総代」制度が残っています。
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