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ハマちゃんのひとり言

鉄道と地図を趣味とする、元地図屋さんだった団塊人です。

なんと西武線に「赤い電車」が走る!?

2014年07月23日 | 最近の話題

先日テレビのニュースを見ていたら西武線に京急電車にそっくりの「赤い電車」が走るシーンが映っているではありませんか!ながら聞きしながら見ていたので何の事かと半信半疑でおりました。

【西武鉄道のポスター:仲良しの京急線と西武線の「Happy&Lucky」トレイン】

翌日の新聞を見て初めてその理由が判りました。事の初めは京急が「幸せの黄色い電車」を5月1日から走らせた事でした。運行させたところ話題を集めるとともに「まるで西武鉄道のよう」との声が聞かれ、その話から「人気を独り占めしては申し訳ない」と考えた京急は、西武側に赤に白いラインが入る車両を走らせる事を提案したそうです。その提案に西武鉄道側も即座に快諾しさっそく1編成を塗り替え「幸運の赤い電車」として運行させる事にしたとの事でした。

【七つの私鉄線で「七色の虹電車」を走らせては如何でしょうか?】

どの鉄道線を走る電車はステンレス車両ばかりで、乗車する楽しみも少なくなって来たこの時期にこの様な企画は多くの人達に歓迎される事でしょうね!一層の事、各鉄道会社ごとに一色づつ塗装し、七社で七色の虹色となる様にし全車両に乗ると「究極の幸福電車」とでもネーミングして私鉄各社の活性化に利用されては如何でしょうか!?

【所沢付近を走る「赤白の電車」:まるで京急電車の様ですね!】


自民党元議員の違法ドラック事件は「特定秘密」に?!

2014年07月18日 | 最近の話題

昨日NHKのニュースを見ていて驚いた!一昨日神奈川県会議員で元自民党選出の横山幸一容疑者が逮捕された事件の報道で、所属政党名を公表せずにただ元県議とだけであった。前日テレビ朝日のニュースでははっきりと自民党所属と報道されていたので、その落差には驚いてしまった。

【自民党の記載はない。NHKの報道姿勢が問われる事に! NHKのHPより】

今回NHKの報道姿勢は、如何にも籾井勝人会長の思惑を職員が考慮して、自民党と公表しなかったのではないかと疑わせるものだった。まさに今回の事態が「特定秘密保護法」の対象だった様?で非常に残念であった。

【はっきりと自民党所属と書かれ、番組でも詳細な報道がなされていた  テレビ朝日のHPより】


秘密が筒抜けに!

2013年11月17日 | 最近の話題

今特定秘密保護法案が話題になっています。戦前の日本でも多くの事項が秘密扱いになり国民の眼から隠されていました。地図の世界でも同様に秘密にする為、地図上から抹消されてしまった場所がありました。

【1/5万地形図「横浜」 昭和10年第二回修正測量 右下部分は要塞地帯の為白部になっている地図】

しかしいくら秘密にしても無駄であった証拠があります。米軍は開戦前に手に入れていた日本の地形図を元にし撮影した航空写真を使用して地図化、その空白部を埋めていました。更に日本側の地形図は殆ど修正されてなく、現状とはかけ離れて地形図であったのに対して、米軍側は最新の地図を使う事ができたのです。

【米軍1/5万地図「YOKOHAMA」 1945年作成 白部の箇所が詳細な地図になっている】

また日本軍の暗号を米軍は解読していました。日本軍側は秘密にしていた機密情報を安心して送っていたのです。この様に日本の官僚はどうも秘密の扱いは絶対に漏れないものと思い込むところがある様です。おそらく特定秘密保護法ができても、穴の開いたバケツの如くきっとどこからか洩れてしまう事でしょう。


大島の土石流は人災だった!

2013年10月21日 | 最近の話題


台風26号の集中豪雨により大島では大規模な土石流が発生し多数の死者・行方不明者をだしている。現在の報道に寄りますと原因は記録的な大雨による急斜面の崩壊との事。またその規模を大きくしたのは大島特有の火山灰土が大きな要素だとの事でした。

【大島の大規模土石流の写真  (グーグル写真より)】

しかし今回の土石流災害を大きくした原因に三原山外輪山の急斜面に造られた観光道路「御神火スカライン」の存在があると思われます。空撮写真などを見ると土砂崩壊の始点が、ちょうどこの道路線とかなり重なっている様に見られるます。

【「御神火スカイライン」道路部分から大きく崩壊しているのが判る。(国土地理院の航空写真)】

おそらく火山灰土の急傾斜地を分断しながら出来た道路によって、安定していた土壌が切土・盛土等の人工的な手が加えられた為、不安定化して今回の記録的豪雨によって観光道路に沿って一気に崩壊、想像を絶する災害へとなってしまったのではないでしょうか。

【元町から最短に結んだ「御神火スカイライン」と以前の「三原山登山道路」 (大島観光協会地図)】

この「御神火スカイライン」は今から27年前の昭和61年に全島民非難が行われた大噴火した後に、島の振興策の一環として造られた観光道路で、それ以前から三原山に登る「三原山登山道路」があったが遠廻りであった為、より元町から短時間で山頂に行ける道路をという事で外輪山を登る道が造られた様だ。

【外輪山の急斜面に造られた「御神火スカイライン」。それから下が崩壊した。(地理院HP より)】

島の振興策として造られた道路が今回の大災害の一因となったとは皮肉な事である。


「横浜アメリカ文化センター」があった時代!

2013年05月19日 | 最近の話題

昨日紅葉坂にある神奈川県立図書館で「横浜アメリカ文化センターの歴史と資料」-ACC文庫紹介ーと銘打った講座が開かれ参加して来た。

【「横浜アメリカ文化センターの歴史と資料」-ACC文庫紹介ーの講座資料】

神奈川県立図書館資料部の石原眞理氏によると、この「横浜アメリカ文化センター」(YACC)は戦後間もない昭和20年11月に東京を皮切りににGHQの民間情報教育局(CIE)により、日本人の文化的側面の民主化を図る為に、昭和26年までに日本全国23箇所に設置され、この横浜には昭和23年に設けられ講和条約調印後は国務省管轄となると共に、全国13箇所に整理統合され、横浜の施設も移転を繰り返しながらも昭和32年から昭和42年までの間は山下公園前に存在していたそうです。

【昭和36年頃の「横浜アメリカ文化センター」:正面のビル・右は「ゼブラクラブ」この場所に今は県民ホールが建っている。後方には完成間もないマリンタワーが写っている。撮影:町田昌弘氏】

昭和42年の閉館時に所蔵資料を全て県立図書館に寄贈され、その多くが現在も「ACC文庫」として保存され、昨日講演後書庫の中を見学する事ができました。如何せん英語が読めないので外見だけですが、終戦直後の時代に米国の製本や紙の質の良さには目を見張るものがありました。今は有りませんが「ACC」時代は図書の他に、映像フィルム・音楽レコード・パンフレット等もあって、盛んにレコードコンサートや映画会が開かれ、多くの日本人にアメリカ文化に浸る事が出来た様です。戦後日本全国に図書館が整備される様になりますが、この「ACC」が開かれた公共図書館のモデルとなったとの事でした。

【余談】当時「横浜アメリカ文化センター」を利用した人の話ですと、夏は唯一冷房完備のあるこの図書館に行くのを楽しみにしていたそうです。