朝の電車の中。右から左へとゆっくり流れていく雲が、今日は特に低く感じる。
なんかウレシイ
広大な大地が広がる北海道の美瑛の雲もやはり近かった。海外は特にそう感じる。
空を感じることは久しぶりだ。見上げる習慣がいつのまにか無くなっていたのだ。
幼稚園のお昼寝時間、常に体力があり余っていた私はひとり寝ながら空をみていた。両隣の友達は、ころっと寝てしまうからだ。ぽかりと浮かぶ雲を生き物や食べ物に連想したり。たまに飛行機をみつけると得した気分になった。それは今でも変わらない。
空をみることが好きだった私は、将来自分の部屋に天窓をつけようと決めていた。昼は青空、夜は星空。ただ、夏の時期は暑さでたまらなそうだと気付いた
スウェーデンの友人イダの家に泊まりに行ったときのこと。お手洗いの天井が天窓になっていた。約1メートル四方の小さいとは言えない窓。3日程滞在したが、実に落ち着かない空間だった。小さく見える飛行機から、ここの窓が判断出来ることなんてないだろうし、だれかが屋根に登って覗くわけでもないけど、なんか気になって仕方ない。ひょっとしたら慣れてしまえば開放感たっぷりの極上の空間なのかも。
画像は、10ヶ月間過ごしたパリのアパルトマンの窓。結構気に入っていた。
ただ、下を覗けないのが難点。
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fine ART photographer Masumi