記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

水は音楽を聴いている

2008年08月10日 21時44分38秒 | Weblog

昨日、本屋さんで見つけた。
タイトルとカバーの写真に惹かれたのだ。
ずっと前に書いた中谷宇吉郎さんの話でも触れたが、私は雪の結晶が好きだ。はかないもの、そしてふたつとして同じものはないものだから。
ボタン雪は塊になった結晶が手に触れた瞬間、しずくに変わる。粉雪なら手袋に舞い降りた結晶をほんの少しだけ観察することができるが、それでもはかない命。
この本は、音によって、出来る結晶の形が異なるというのだ。なんとも信じ難い話だが、水の結晶写真の成果を発表した最初の写真集は世界45カ国で出版されていた中をめくると様々な形の結晶がきれいに写っている。そして水に聞かせた音楽のタイトルが書かれている。私が気に入った結晶は、"ヴィヴァルディの四季"、なかでも"秋”、もうひとつは沖縄民謡の"ハイサイおじさん"だった。さすがにハイサイおじさんは知らない。この2曲が今の私が欲している振動らしい。だから明日になれば違う結晶を選ぶ可能性があるという。音は振動であり、体の70%を占める水が振動を確かに感じているというのだ。
確かにそのときの気分によって、心地よく聞こえる曲は異なる。今は、この曲を聴きたいって事がよくある。
振動がカラダの水に作用して、果ては細胞を構成する素粒子にまで影響を及ぼしているという。ミクロの世界だ。
とにかく、ほぼ水で出来ている我々は、振動の影響をまともに受けてしまう。だからストレスを受けたらスイッチを入れ替える工夫が必要だ。そっと心にしまい込んでも、確実にまわりに波及していくからだ。
私のストレス解消法は、第一に写真を撮るか見る事、第二は歌を聴くか自ら歌う事、第三はおいしいものを食べる事
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アートな土曜日

2008年08月10日 00時03分02秒 | Weblog

念願の原ミュージアムを訪れた。

スーパー方向音痴の私は、品川駅高輪口を出た後、今回も迷う事なく逆方向を歩き出した。いつも全く根拠のない勘を信じてしまう。だから出かける時は必ず地図をプリントアウトするのだが、必ず忘れてくる。先日の中山競馬場の花火の時もそうだった。
市営バスに乗りたかったのだが、着いた場所は高速バスターミナル。結局私が乗りたかった市営バスは高輪口を左にでて1番のバス停留所だった。
御殿山停留所を下車し、しばらくローカルな住宅地を歩いた先に、美術館はある。エントランスには懐かしい電話ボックス。これもちゃんとした作品だ。さらに入口がカワイイ。レトロチックだ。小学校や病院の扉にあったような気がする。館内も落ち着いた雰囲気と内装でうきうきしちゃう。海外からの作家が多いせいか作品もパリのMUSEEで見たような不思議作品が多い。つまり理解不能。でも理解出来ないながらも、その中で気に入った断片を自分に刻み込む。それが好きなのだ。
品川はキヤノンSタワーのある港南口しか降り立つことはなかったが、高輪口は以外とローカルな雰囲気がただよっている。原ミュージアム、秋に再び訪れたい。


昔っぽい色です

             
             どこかなつかしさ漂う扉


庭にはおおきな新聞がころがっているが、けっして吹き飛ばされる事はない

fine ART photographer Masumi
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