無感覚状態

今日は腹部のMRIを受けてきた

6年ほど前に受けた脳ドックで初めて体験したMRI。(結果は異常無し)
狭い筒状の中に納められ、半ば強制的にはめられたヘッドホンからはクラシック音楽が流れてきた
ただ、その音以上にうるさい金属音が延々するから、どちらか一つだけにして欲しかった

今回も警戒していたら、ヘッドホンはなくて金属音だけだった。もう一つちがうのは、筒状にすっぽり入るのではなく、まるでちゃぶ台の下に仰向けに潜った感じ！

検査前に技師の方が、「30分ほどで終了します。動かないようにお願いします。もし動くと撮影し直しとなり、終了時間が遅くなります」と言った。

ハイと答えたものの、そう言われると手足の先がムズムズしてくる
でも長引くのはヤダから、呼吸で胸板が動く以外はピクリとも動かないように頑張った

ガンガン、ゴンゴン、繰り返し続く無秩序な音楽を聴かされているうちに、ふと手や足先の状態が気になった。いま、どういう向きでいるんだろうか？
ただ、動かせないし、起き上がって見ることも出来ないから全くわからない
そうだ、直視したり動かすことで、体の位置や状態がわかるのだと改めて気づいた。右手は、万が一気分が悪くなった時のためにナースコールボタンを握らされたはずだが、掴んでいる実感が全く無い。

同じような体験をしたことを思い出した。
ドイツの教会で生まれて初めてパイプオルガンのアヴェマリアを聴いた時だ

あの時は感動でカラダが硬直したのだ。立ち上がるとき、シビれていた為に組んでいた脚を確認しながら手を使って解いた自分に驚いた

意識下で無感覚になるってなかなかないよね。とっても不思議な感じだよ。
自分の手なのに、神経が切れたみたい。まるで他人のものみたい。
チャンスがあったら、試してみて。
20分くらい全く身動きせずに横になったまま、手足を決して見ずにいると体験出来るかも。

ボジョレーヌーボー

今年のボジョレーは、例年に比べてあまり宣伝がなかったように思うのは私だけ？

第3木曜日が解禁で、だいたい11月15日近辺だったけど、今年は21日。ついつい忘れていた

今年は解禁一週間前から体調崩していたから余計気づかなかった。
飲みたい衝動自体なかったのだ

もう一つ理由があって、23日から一泊で勝沼ワイナリー巡りの予定があったから、当日までに復活する必要があった
だから病み上がりでボジョレーを飲んでぶり返してしまうのを恐れたのだ。

この時期のワイナリーめぐりは、待ち通しい秋の恒例イベント！
友人もこの日を楽しみにしているから、這ってでも行くつもりだった

前日まで心配していたけど、めでたく23日に完全復活した同期の友人3人で、ランチを食べたあとにワイナリーめぐり

勝沼のワイナリーは11月2日の新酒ワイン祭りの日じゃなくても、訪ねると試飲ができるところがほとんど
ワイナリーやワインの種類によっては有料の場合もあるので予め調べてね

試飲と言っても、グラスに半分弱注いでくれるから、しばらくお酒を控えていた私は2種類飲んだだけで直ぐに回り出す
2日目の日曜は朝から試飲スタート2軒目でふわふわ状態になっていた

友人のOは今回、トータル30本以上ゲットした先週も買いに来たから合わせると70本は下らないと言う
一年間に飲む量をこの時期に調達するからこの量は普通なのだそう
買ったあとの保存場所が大変そうね

私はカラのミニキャリーに、ボトル3本と一升瓶に入ったワインを１本、トータル4本を入れて、カラコロ引いて帰ってきた
もうボジョレーのことなど頭から無くなっている。
ボジョレーだろうがなんだろうが、手を伸ばせば開けられるワインがあれば、それで十分ココロが満たされるのだ


ところで、ボジョレー解禁当日に聞いたラジオでは、「今年は寒かった為に出来が危ぶまれたけれど、問題なかった」と、言っていたのに対し、TVで聞いた時は、「今年はあたたかい気候だったから最高の出来です」と言うし、全くあてにならない
正直言うと、当日に飲めなかったことで、乗り遅れた感が拭えず、それなら飲まなくたっていいや！とすねてる所は確かにある！！
実際のところ、どうだったの？チャンスがあれば飲んでみたい



おすすめランチはここ！勝沼醸造さんのレストラン「風」
ここのおすすめワインは「アルガブランカ 　ヴィニャル　 イセハラ」ほんのりピーチみたいなやさしい味がします。

こんな所にお店のロゴが効いてる！！

小ぶりのイクラ？かな？ついつい一粒一粒きちんと噛まないと気が済まなくて無口になる！！

とうもろこしの甘みがふわ～んと口いっぱいに広がります！！

炊き込みごはんがめちゃめちゃ美味しかった！もちろん地鶏も天ぷらも美味しいです。かなりのボリュームです。

夜は石和温泉に泊まりました！お布団にもぐりながらワインを楽しむ予定が、、、うとうと寝てしまった
このワインは宿の夕飯に飲んだマルスワイン。この白もすっきりフルーティーでおすすめ

お気に入りのワイナリーの麻屋葡萄酒さんです。

一升瓶のワインが試飲できる麻屋葡萄酒さん。一升瓶買うのに試飲せずに買うのは勇気いるでしょう！！

白ワイン辛口好きの方にお勧めはコチラ！！
試飲して美味しかったのはグレイス甲州

ズシンとくる映画⁈

上映予告のCMを見た時、気になっていたた「フライト」。

なんだかんだ見に行くチャンスを逸してしまったので、昨日TSUTAYAで借りてきた

でも飛行機好きの私でも、開始後18分～26分までの8分間は、実際に自分が飛行機に乗っているような恐怖感を味わった
ちょうど胃の辺りがじりじりと酸で浸食されるような感覚
これ、劇場だったら泣かずにはいられなかったと思う

そしてアルコール依存性のシーン…
がぷがぷ飲んで車を運転するシーンは事故を起こすんじゃないかとヒヤヒヤした。

かつて、私もお酒に逃げていた時期があった。依存性まではいかないけどね
目的はただひとつ意識をなくすこと。
いま抱えている全てのことを、ほんの少しでもいい、忘れられるならって
今思うとなんの解決にもならないのにね。
そんな時期を思い出し、その当時のいろんな感情がフラッシュバックしてズシンと重い空気に包まれた

劇場で見なくて大正解！私の場合はね

予備校で友だちになったCちゃんの実家は鳥取の造り酒屋だ。
日本酒をひとくちひとくち、目を閉じながら美味しそうに飲む姿が忘れられない。
そのCちゃんが言った言葉。
「お酒は楽しく飲んで欲しい。憂さ晴らしのためになんて、お酒がかわいそうだ」

ほんとだよね。
楽しく、美味しく、ほどほどに

明日はボジョレー解禁！！美味しいワイン見つけられるかな

大根の葉っぱ

ビタミンCをたくさん摂って、ノドから来た風邪を撃退したい
そこで、耳鼻科の帰りに大根の葉っぱを探しに出た

駅地下のナカムラヤ、駅のシャポーの八百屋さんのさわみつ、東武デパート地下のスーパー、西武デパートの地下のザ・ガーデン…
みんなみんな葉をバッサリ切られてる
なんでなの？
実家近くのスーパーではわっさわっさ生い茂った葉っぱ付きの大根がふつうに売ってるのに。
葉っぱはどこに行ったの？
大根の葉っぱの漬物なんて見ないし、なにかの飼料？まさかこんなお宝を無残に捨ててるの？だれかおせ～て！

ココロの中でうるさいほど呟きながら撃沈状態でいたら、ザ・ガーデンの左端っこのスペースで緑色の野菜の姿が目に止まった
有機野菜か何かかな？期待できそう！！
近寄ってみると大根さんがいない。
ぐるりと奥まで入ったら、いました
立派な葉っぱ付きの大根が！
しかも泥付きがなんとも言えないわんぱくぶりを醸し出している。

何軒も回って探した甲斐あり
今夜は久しぶりにご飯を炊いて、菜飯に決まり！！

私は葉っぱ付きじゃない大根は、一人前の大根と認めない
八百屋さん、そこんとこヨロシク

私の分身たち

7月の個展で写真を買って頂いたのが友人だったので、今その写真がどうしているかを尋ねてみた

いまは、サイドボードの上に立てかけているとのこと。
近い将来家を建て替える予定があるそうで、驚いたことにすでに写真の居場所が決まっていると言う
壁にフックをねじ込むのではなく、ギャラリーみたいにピクチャーレールを設置して2枚並列に吊るしたいと友人は楽しそうに語った

感激してしまっただってこれほど嬉しいことはないもん
私だってできることなら自宅にピクチャーレールを設置して、自分の作品を大きく引き延ばして吊るしたい
いつでも写真を撮った時の自分に戻れるから
写真を見て思い出すことって多いでしょう音だったり、香りだったり、温度だったり、日差しだったり。。。そう、鏡の国のアリスみたいに写真の中にカラダごとすっぽり入っていく感じ。私だけの落ち着く場所。


作品として額に納めて納品した写真や、作品のポストカードなども全て私の分身なのだ
たどり着いた新たな場所で、みんなが幸せにしているかは産みの親？としては気になるところ
我が子のようなものだからね！

ポストカードを額に入れて戴いてお店に飾ってくれていると言う話を聴いたり、好きだと言っていた写真をプレゼントに送ったら、その写真に合う額を手に入れてお部屋に飾っていると報告してくれたり感謝感激

自分で作ったもの、産み出したものがその後どのように過ごしているか、それを知ることは、新たな作品を産む原動力へと繋がるのだ
これは「ものづくり」をしているひと、みんなに当てはまるね

マイナス40度

写真を展示させて頂いてるギャラリーで、たまたま話題になったモンゴル！！

偶然にもそのすぐ後にモンゴル出身の方がギャラリーのオーナーのTさんに会いに来た

私、モンゴルについては、全くと言っていい程の無知
見渡す限り草原で、遊牧民で、白い円形のテントで生活している位しか知らなかった。
小学校の国語の教科書にあった「スーホの白い馬」も、モンゴルのお話だったような？くらい。
(さっき、ネットであらすじを読んで全く内容を覚えていないことが判明)

モンゴルには内モンゴルと外モンゴルがあるということ。朝青龍さんは外モンゴルの方だそう。
あの白いテントはグルと言うこと。
ネットにはゲルとも書かれていて発音の違いかな？
一番驚いたのは、冬はマイナス40度だって。日中でもマイナス20～30度だって
あのグルの中で生きていけるのか信じられないが、大丈夫だと言う
羊の毛で出来た洋服が十分暖かいというが、半分凍死してしまいそうだ
ただ、あのグルの中で寝ると、天井が穴が開くようになっていて、満天の星空がみえるのだと言う
見てみたいよね。寝る時に星空、起きた時に青空なんてステキ
実は子供の頃からの夢だった。天井に大きな窓がある家に住むこと

今でもモンゴルに帰ると普通に遊牧生活を送るのだそう。
草原を勢いよく走るオオカミの写真を見せてくれた。
オオカミが普通にいるのね襲われたりしないのかな

想像を絶する話題に、頭の中は勝手な妄想で満たされた。
ただ、グルの中には入ってみたい

キッズ用のテント、知ってる？ニトリでも売ってるんだけど、この年でキッズ用のテントに入りたいんだから、大人用⁈のテントは尚更だね！！