天使のマキアージュ

パリに留学していたわりには有名どころのてっぺんに上ったことがあまりなかった。
凱旋門はぐるぐる回る螺旋階段に目がまわったのと、足が前に進まず途中でゼーハー言った記憶あり。故に２度目はチャレンジしていない
今回初めてノートルダム寺院のてっぺんに昇る決意をした。ざっと見100人近くの長い列が出来ている。いつもこの調子だと言うので最後尾に並んだ。少しして双子の女の子とお父さんお母さんが後ろに並んだ。年は5才くらいかな、ふたりともめっちゃかわいい。目鼻立ちがハッキリしていて、いたずらに満ちたその瞳の輝きがたまらない。
どうしてヨーロッパの子供たちはあんなにかわいいんだろうか。よく言えば切れ長の目が細い日本人にはあり得ない顔である。
私にもあんなかわいい子がぽんって生まれてくれればいいけど！

その双子ちゃんがお母さんと一緒に向いにあるカフェでアイスを買いに行った。二人とも満面の笑みで顔くらいある大きなチョコのアイスにかぶりついて列に帰ってきた。てっぺんから徐々に食べればいいのにそんなことはおかまいなしの二人。たちまち口のまわりが茶色く染まっていった。私の前で家族と並んでいたフランス人のおばあちゃんが、「あらぁ、チョコでお化粧してるのね」とウィットに利いたコトバを双子のお母さんに言った。それを聞いた列に並ぶ人たちもかわいい双子の微笑ましい様子にぱっと笑顔に変わった。私は誰よりも愛情たっぷりの視線を二人に送り続けていたので、双子ちゃんも私の目線を追うまでになっていたまるでちゃんと見ててとでも言ってるみたいに
名前はアレックスとメラニーちゃん。特にいたずらっ子はアレックス。柵に登ろうとしてパパに怒られていながら、また挑戦している。どちらかというとアレックスは私に似ているかもしれないアイスを食べ終わると、今度は背負っていたリュックについている三つ編みをしている女の子のアップリケに夢中になった。片方の三つ編みがほどけてしまっていたら、アレックスは無心に三つ編みをはじめた。メラニーはパパの膝の上で本を読んでもらっているが、アレックスは自分の世界に突入したのだ。結局、待ったのは１時間半ほど。でもかわいい二人が時間の長さを忘れさせてくれた。
てっきりエスカレーターで登れるものかと思っていたら、コチラも恐怖の螺旋階段だった。後ろから登ってくるアレックスとメラニーちゃんがいるので、途中で足を止めることは出来なかった。でもてっぺんからの眺めは最高です。

余談。。。案の定翌日から帰国まで筋肉痛でした











fine ART photographer Masumi

バスチーユのマルシェ

ギュスターブ・モロー美術館のあとはバスチーユ広場のマルシェに行ってみた。
留学していた頃はマルシェのある日曜日の朝は、早起きしてカラフルな食材を眺めているだけでしあわせな気分になった。必ず買うのはアボカド。あとは出来立てのパエリヤ。今回もパエリヤを買ってしまった。
今回ビックリだったのは、薄茶色のうさぎさんがショーケースの中で３匹ほどぐったり横たわっていたこと
フランス料理にうさぎさんは登場するが、一匹まるごと横たわっている姿を見たのは初めてだった
声に出して叫ぶ訳にも行かない。さすがにカメラを向けることは出来なかった

気分を変えよう！
お日さまの下、セーヌ河沿いに座ってあつあつのパエリヤを食べるのは格別トッピングのチキンはローストだから香ばしい。日本の唐揚げも好きだけど、ローストチキン大好きな私は渡仏時代、１週間に一回だけお肉屋さんの前でぐるぐる回るチキンを買うのが一番の贅沢だった。一羽ではない、１／４ですよ。しかしなぜ日本のお肉屋さんでは唐揚げはあってもローストチキンがないのだろうか。クリスマスだけじゃなく日常のお惣菜にしようよ！！まるまる一羽ではなく手羽をローストしてほしいな。
するとハチが匂いに誘われてパエリヤめがけて飛んできた。思わずひゃ～っと叫んだ。ハチもビックリうかつに手で追い払って刺されたりしたらたまったもんじゃない仕方なく場所を変えた。すると今度は黒ネコがエキストラのように私の後ろを歩いていった。決して目を合わせようとしないところがおかしかった。
プチサイズを頼んだが充分普通サイズのため、半分のこしてしまった

マルシェは見てるだけでもたのしいですよ。その国の台所だからです。




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ピンクの壁

パリ3日目、今日は日曜日。初めてギュスターブ・モロー美術館を訪れた。
入り口には日本語で押してくださいと書かれていた。初めてパリを訪れた時から18年も経つとだいぶ変わるものだ。英語なんて話さなかったフランス人が今ではタクシー乗っても英語は当たり前、日本語のメニューがあるレストランも増えてきた。ずいぶんと居心地が良くなったものだ。

美術館はギュスターブ・モローが実際に住んでいた家。壁の色がピンクなのが変わっていた。単なるピンク好きだからではなく、この壁に彼の作品が意外にもマッチしていたので見ていて違和感はなかった。ピンクの色も落ち着いたトーンだからうるさくなく反って作品を引き立たせている。あまり知られた名前ではないかもしれないが、描画のタッチや色合いが私の好みだった。壁にびっしり展示されているがなぜかお互いケンカしていないことも不思議だった。
日本人の家族も二組ほど訪れていたので時折日本語が聞こえてきた。
人だらけの代表的な美術館を避けたい場合には、大きくはないけれど充分満足出来る美術館である。
また訪れたい美術館である。










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フランス人のメル友

今年の3月、マルチリンガルネットワークというサイトでフランス人のメル友を作った。
Rさんは趣味が写真であることから会話が続いた。せっかくパリに行くのでパリ2日目に会う約束をした。
アンリ・カルティエ・ブレッソンの美術館に行くことにしたので、ゲーテの駅で11時に待ち合わせ。

日本でもこんな待ち合わせはしたことはない。多少のドキドキ感は隠せなかった
背は185センチ以上、スレンダーな男の人が近づいてきた。日本語で「まみたんさんですか？」と聞かれ「はい」と答えた。
とてもおとなしい感じの人だった。ついつい日本語で話しているとRさんが理解出来なくなるのでフランス語も交えての会話になった。やはり直接会話するのが一番だ。疑問がその場で解決出来るから。美術館のあとは私がファラフェルを食べたいと言い、メトロに乗ってサンポール駅へ。いつも買うお店だけでなく他の店も閉まっていた。今日は土曜日、Rさんは電子辞書を取りだし私に見せた。そこには安息日（サバト）と書かれていた。ユダヤ教では土曜日、キリスト教では日曜日。ファラフェルはユダヤの料理。だからお店もお休みと言うわけ。残念。１時を回っていたのでマレ地区を散歩しレストランに入った。
私は大好きなアボカドとチキン入りのサラダ、Rさんはクリームソースのタリアッテレを注文。こちらのサラダは大きなお皿に山盛りで出てくるのが当たり前。もちろん値段も15ユーロするので1500円のサラダである。チキンが意外とお腹にたまり完食できず。アボカドはほんのりとした甘味はなかった。ただソースが絶妙だった。
バルサミコ酢が入ってるのはわかるがほかが解らない。フランスの調味料を勉強しないとダメらしい
おなかがいっぱいになったところで今度はルーブルへ。彼はルーブル美術館のパスを持っていたので入場料の9,5ユーロが無料Rさんが受付の人にカードを見せると、すんなり通してくれた。思わず「顔パスだね！」と言ったら、Rさんはくしゃっと笑って、「顔パス、顔パス！」と喜んで連発していた。通じてくれてよかった館内でもう一度カードを提示するところがあり、Rさんは、「また顔パスです！」とにんまり顔でカードを取り出した。顔パスって言葉、気に入ってくれたみたい！間違った日本語を教えるのはいけないが、これは大丈夫かな。その後Rさんとはルーブルで別れた。
次回は日本にRさんが来た時、とっておきのスポットに案内したい





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第二の故郷へ

わたくし、遅い夏休みをいただきパリにバカンスへ行ってました

初めてのエールフランス直行便、一度利用すると乗り継ぎ便は使えない。
機内食はまあまあかな。いまのところ一番好きな機内食は大韓航空のビビンバ。アリタリアは残念だった感想
どれもエコノミークラスですよ。
シャンパン、ワインも飲み放題もちろん戴きました日本人の添乗員もいたが、食事を運んで来てくれたのはフランス人の女性だった。英語で飲み物と、お肉料理かお魚料理かを尋ねられたがフランス語で答えた。彼女はニッコリ笑って赤ワインを差し出し、お肉料理のトレイを渡すと「ボナペティ」っと言いながらウインクした。
こんなちょっとしたやりとりがお一人様の旅をあたたかくしてくれるのだ。





9/17 paris 18:30 見えますか？パリ市内に向うエールフランスバスから虹が見えました

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気にさわる音

9/17、エールフランス279便、エコノミークラス、右の翼の窓側の席。たいていこの席にあたる。

隣は年齢不詳の小柄な男性。
第一印象でフィーリングが合えば12時間の飛行時間である、友達になるの一番だが、いまいち合わなかったので一言も会話を交わさなかった。
機内食で飲み物を頼む時はまるで蚊の泣くような声で頼むので、何度か聞き返されていた。初めてなのかな

食後に私はホットコーヒー、お隣さんは紅茶を頼んだ。すると聞きなれない音がした。「ずずずっ」
紅茶をすする音だ
なぜ音が鳴るのか啜るときに余計に空気がはいるのか？やってみてと言われてもできなそうだ。
この飲み物を飲む時の音、気になって仕方ない。
最近、聞いた中で変わっていたのは、犬が水を飲むみたいにピチャピチャ音を立てる人がいた
しかも子供じゃない。ペットボトルなのだが不思議でたまらないと同時に不快感に襲われる
私が神経質なのか？
ずずずっにしてもピチャピチャッにしても、ある程度大人になってしまってからでは治りようがない。
これも躾のひとつと解釈している。万が一子育てをする機会に恵まれた暁には、このことを思い出したい。

fine ART photographer Masumi

イナズマ

昨日の夜は嵐になった。

地元船橋の被害状況が今朝のめざにゅーで映し出されていた。

ちょうど帰宅するころ空が断続的に光りだしおかしいと思っていたら自宅に着いて間もなく雷が鳴り出した。
月９を一から見られる時間なのにそっちの気で窓を全開にして空を眺めた。いたるところで光るイナズマとすかさず鳴り響く雷が、怖さ半分、ワクワク感半分でしばらくの間立ち尽くしていた。
雷の音は花火とは異なるがカラダに響く点では変わらない。音が大きければ大きいほど一緒になって叫んでいた

カメラを手にするものなら一瞬のイナズマをおさめたいと誰しも思うだろう。だが目で見た時にシャッターを切るのでは遅すぎるのだ。結局イナズマは手にはいらなかった

子どもの頃はこんな雷と嵐が好きだった。
友達とびしょ濡れで帰ることも楽しかったけど今はそうもいなかい。
でもこうして眺めるだけでもあの頃に戻れる。

とは言え、今朝の被害状況を見たら、不謹慎な言動だったかもしれない・・・
はしゃぎすぎはいけませんね

夢を語れるヒト

そろそろ片道切符を手にする時期だ。

夢は確かにこの胸の中につまっている。でもそれだけではカタチになりにくい。

昔は夢は自分の心の中にしまっていた。誰かに言ったら壊れてしまうと思っていたから。
でもそれは違う。

今日久しぶりに会ったMに自分の夢を語った。確実に伝えたくて思いの外、言葉よりも両手が語っていた

変わらず陰で支えてくれる大切なヒトに、言葉に出して伝えることは改めて自分の心に響く

相手につたえると同時に自分の心にも確かに伝わるのだ。

もちろん自分のちっぽけな視野から、思いもしなかった行き先へと広がることもある。

胸のうちを熱く語ったぶんだけ、カタチにしていきたい。

泣きたいときに・・・

突然ですが、泣きたい時にきちんと泣けてますか？

大人になると立場と場所を気にして泣きたいときに泣けないことがある。

最近、ドラマや映画を見たり、いま初めて見たひとがテレビのインタビューで語る話でうるうるじぃぃ～んとしたり。単なる年のせいで涙もろいのか、なんなのか

ただ、泣きたいときに泣けない分、ふとしたきっかけであふれ出すのかもしれないって思った。

ただいちばん困るのが電車の中。
これはどうしようもない。小説を読んでてなることが多かったがメールの場合もしかり。
幸い周りは知らない人ばかりだからいいけれど、明らかに様子がおかしい。

余計な心配をされてるかもしれない。

もしもそんな人がいたら見てみぬフリをしてあげてください。
その涙は悲しいものかもしれないけど、自分を再生に導くためのものだから。

ハマ♪SONG＋

いま気になる曲なんですか？

おとといCMで流れていたメロディーがハートに刺さった
パフュームの575

なんとも言えない機械的な響きと歌詞がたまらない。
かなり昔でいうと、YMOのテクノポリスの女の子バージョンて感じがする。
テクノポリス・・・って聞いてピンと来るヒト、少ないんだろうな
（「増殖」知ってますか？スネークマン・ショー大好きでした！！）

パフュームの575を早速携帯の着うたにした。だれか電話して！！でもこういう時に限ってかかって来ないんだよね
いままでの着うたは山田タマルさんの「あなたになら言える秘密のこと」。これも大好き

でも好きな歌とカラオケで歌える歌って同じではないんです。
このパフュームの575は実際カラオケでは機械的な声にならないだろうから雰囲気が違ってしまいそうだ。
来週末、挑戦してみよっと

Perfume - 575