まあるいいのち
かわいい子どもたちですね。
わたしたちは、子どもたちに良かれと思っていろんな体験をさせます。美味しいものを食べさせて嬉しい笑顔を見たいと思います。それが、原発事故で、ひっくり返ってしまいました。紅葉や黄色い銀杏の絨毯の上でゴロゴロしたり、どんぐり拾ったり、楽しく自然と親しむことが、被曝を大きくするいけないことになってしまいました。市販のアイスクリームやプリンなど、乳製品は特に無造作に子どもにあげることはできません。悲しいことですが、なによりも、体を大切にしなくてはなりません。
落ち葉を集めて焚き火したり、去年までは良いことだったのに、これからは、たぶん、何十年もいけないことだと思います。だんだんよくなっていくことではありません。原発がダダ漏れしているから、放射性物質はどんどん落ちてきていて、その体への作用は小さくはならないからです。3月からの足し算で、道に、はっぱに、溜まっていきます。
それをわすれてはならないと思います。ちょっとぐらいならいいだろうということなのか、親子で落ち葉焼き芋大会のイベントをみつけて、びっくりしました。主催者に中止要請のメールをしました。どうか、やめてくださるように。参加した家族だけでなく、その煙を吸った不特定多数を被曝させます。
おかしいなあと思うことは、311前にもたくさんありました。でも、身近なひとにつぶやくだけで終わっていました。今は、おかしいと思ったら、それも、自分だけでなく、大勢のひとに影響することだったら、企業や団体に問い合わせたり、お願いしたり、声をあげるようになりました。署名もマメにしています。
抗議をするのはいやなのです。
責めるのはいやなのです。
怒るのもいやなのです。
だから、お願いしてます。
ただ、みんなで良い社会を作っていきましょうと、お願いしたいです。あ、そうかぁ、と、わかっていただけるかもしれないしね。
子どもたちを守っていきたいですね。
原発事故前とは、いろんなことが変わったのだということを、つい忘れることもあると思います。本当に多岐に渡って想像力を働かさなければ、うっかり被曝をしてしまいます。つれは、帽子をよくかぶるのですが、5月くらいまで、頻繁に洗うことをしていませんでした。今は、なるべくたくさん、雨にぬれたら必ず洗うようにしています。傘も、ただ乾かして屋内に持ち込むと、部屋の線量が上がります。ペットのえさは、線量検査しているか、確かめているでしょうか。子どものランドセルは、毎日水拭きしてますか。靴裏は拭いてますか。
事故前に比べて、するべきことが、たくさん増えました。でも、するべきことが、少しでもはっきりわかっているのは、なんて幸福だろうと思います。食に関しては、よく勉強したので、我家のエンゲル係数は事故前よりずっと上がりました。でも、食材以外への物欲がなくなったので、良かったです。わたしの目標は、事故前よりも、家族が健康になることです。放射線の害以上に、体の奥の力がつくような食事を作っていきたいと頑張ってます。
子どもたちを守っていきたいですね。頑張りましょう!