小さな日記

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初春大歌舞伎

2011年01月06日 | 情報
つれのバースデイプレゼントに母が歌舞伎に連れていってくれることになっていたが、きょう、やっとその日が来た。わたしと息子も御相伴させてもらった。一昨年は、毎月母と二人で歌舞伎通いしたが、遠出が億劫になった母は、去年は一度も行かなかった。東京駅からタクシーで新橋演舞場までだが、ちゃんと行き着けるのか、母の体調に祈る思いだった。

東京駅のショッピングゾーンで引っかかりそうになったが、なんとか到着。
「これが最後かもしれない」と、母はこっそりわたしに言うけれど、なんとか、25年に新築の歌舞伎座を一緒に行きたいと思う。

橋之助さんが弁慶の「御摂勧進帳」クッションみたいな生首が飛び交い、玉入れやゴルフのように扱うのにはびっくり。団十郎さんの「三笠山御殿」吉右衛門さんの「寿曽我対面」なんというか、全体的に地味というか、演出含めておとなしい感じだった。舞台や衣装の色合いも含めて。

11時から2回の休憩を挟んで3時半まで。歌舞伎初体験のつれも息子も、思いのほか楽しかった様子。息子は幕間に建物内をくまなく駆け回り、「めでたい焼き」などほおばったり、外に止まった霊柩車にみんながお参りしているのを見たりしたようだ。(たぶん、富十郎さんの)つれは、邦楽の生音に感動した様子。謡がまたいいのだもの。すごい熱演だった。

みんな、ストーリーの勉強は一応していったが、言葉がはっきりわかるわけではない。それでもリズムや声、仕草で楽しめるのが歌舞伎だ。日本人は大昔こうだったのだなぁと思うのも感慨深い。つれは、お雛様って本当の人間を描写していたのだと、つくづく実感したそうだ。

画像は、裏にみつけた明神さま。母がまた来られますようにとお祈りしてきた。

これは八世松本幸四郎さんの弁慶。きょうのとは全然違います。わたしは、橋之助さんの弁慶も素晴らしいと思いました。


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