あけましておめでとうございます♪

東京の元旦は今年も明るい青空。東京でお正月の朝に晴れなかった日は記憶にない。午後はともかく。黒塗りのお正月用のお膳におせちを盛り付け、山中塗りの大椀にお雑煮。輪島塗の小さなうつわに黒豆。毎年同じ食器と、新しく加わる食器の組み合わせ、配置を考えるのが楽しい。娘は今年はウールの着物にお召しの羽織、息子と連れ合いは新しい上着。あ、自分の服を考えていなかった、、、と、タンスから寝かせておいた生成りのクロシェのカーディガンに真珠のはっぱのブローチをつけてみた。みんな、目新しいのがいい。

母も誘ってタクシーで初詣。なんと、運転手さんが「去年の初詣にもお乗せしましたよ！」と。とても親切にしていただいた。すごい人ごみの谷保天満宮。ここは、菅原道真由来の神社で、学問の神様ということで受験生が多いらしい。なんとかお参りはすませたものの、母の体力は限界、タクシーはない。娘と連れ合いが走り回ってやっと拾ってきたタクシーの運転手さんがまた親切。家族の雑談に加わり、母が「毎日どこにも行かない、本読んで編み物してるだけ」と言ったのに対して「それは毎日心の旅をなさってるんですね」と。あら、素敵。

帰宅したら娘の友人が来訪。若い人の元気な笑い声が家のすみずみまで浸透して御祓いになった気がする。

平和なお正月を家族で迎えられたことに感謝。
今年は、今在ること、今在るものに目を向けて、慈しみ味わうことに専念しようと思う。