小さな日記

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自分ができること、できないこと

2007年08月19日 | Weblog
「タオとコブタ」に、自分ではどうすることもできないことが、膨大に詰め込まれる教育についての言及があった。目からウロコ。そう。確かに、膨大に提供される情報は、ほとんどが自分では変えようとしても変えられないものばかり。自分が関わりたいと思ったら、関われる手段を探す方法も教育で教えてくれなければ、子どもたちは、世界の傍観者になってしまうことに不思議はない。

テレビのニュースに一喜一憂しながらなにも関わらない大人を見ていたらなおのこと。自分が生きる当事者という自覚が生まれる教育。料理や掃除は、環境問題の入り口として最適だし、体の観察は、化学や力学の入り口として良い。ドンと、世界はこうだよ、と提示するのではなく、自分自身の生をみつめるところから、よりよい生へいこうとするところから、はいっていけば、歴史や地理や数学さえも、どう自分と関わっているのかを忘れないですむのではないか。