ゆっくり・・・ゆっくり・・・

　ここのところ左目の調子が悪いため、今朝は予約を入れて眼科へ行ってきた。　午前なら17番、午後なら9番。　ということで午前中にお願いし、車で病院へ。

　もうボチボチ行く方がいいよね、行かなきゃねえなどと思っていた矢先のことである。　左目がヒリヒリして霞がかかったような状態になってきた。　めちゃくちゃ長い長い待ち時間が嫌で、「まあいいかあ」と先延ばししていたが、失明してはいけないからと、急遽意を決して病院へ。　電話で確認した通り終了は12時少し前。

　「やはりブドウ膜炎再発です」との医師のお言葉。　またまた沢山の種類の目薬が処方されてやれやれ。

　今日は1時間半くらい待ったことになるのだろう。　目が渇くような気がして、ヒリヒリ感が増しそうなのでほぼずっと目を閉じていた。　するとさまざまな声や音が耳に入ってくる。　高校のころ近視のためコンタクトレンズを使用し始め、白内障を50代初めに両目手術。　さまざまな方が「早いですねえ」と反応。　耳は３０代半ばくらいからほんの少し難聴傾向が右に出て、耳鼻科で検査するとかならず、「少し難聴気味ですなあ」との診察結果が出ていた。　当時はかなり自身でも驚き、どうしようかしらなどと思っていたが、まあ補聴器がいるとかでもなく普通に生活できるレベルである。

　今日はそんなことをあれやじれや思い出しながらじっと目を閉じて、外界の音をキャッチしていた。　人の気配を感じながらも、以前も同じように思ったのが、看護師さんの声である。　私は早口で小声で話されると聞き取れないことが多い。　だから「はあ？」と言うことがたびたびあるのだが、ここでは患者さんに高齢者が多いこともあってなのだろう。　看護師さんがかなりゆっくり大きな声ではっきり話しかけておられる。　なるほどなあ・・・。　と一人納得。　やはり気を使っておられるんだあ。　


　そう言えば、子供たちが幼い時分には同じようにゆっくり大きな声ではっきり話したり、絵本を読んでやっていた気がするなあ。


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