槙野秀俊の人生日記

2004年4月PDB入社。2009年3月~9月はPDBマーケティングの社長。2009年11月から(株)リファイドの社長。

ベンチャーインキュベーションからベンチャーファクトリーへ

2008-03-09 19:50:35 | 業務関連(VFN事業)
先日、元ミスミの社長で、現在は起業専業企業エムアウトの代表、
田口社長にVFNの取材に行ってきました。



こんな感じで熱弁をふるって頂きました



詳しいことは、6月に発行予定のVFN7/8月号に掲載いたしますのでご期待下さい!
って書きながらずいぶん先だなぁ・・・と思った次第で、
少しだけ話をおっそわけします。




田口社長は

「ベンチャーファクトリー」

という言葉を頻繁に使っておられました。



グーグルで「ベンチャーファクトリー」と検索するとでてくるのは、
なんと、、、


弊社が運営するサイト

です。



では、田口社長が言う「ベンチャーファクトリー」は、
弊社のサイトのことなのか?

残念ながらそうではありませんでした。



エムアウトを起業当初、
「ベンチャーインキュベーション」という言葉をよく使っていたそうですが、
ある時から、それでは1000億円の時価総額になり得るベンチャー企業を、
次々と生み出すことは不可能だと悟ったそうです。

それで、「ベンチャーファクトリー」とう考え方に切り替えたそうです。

「ファクトリー」は、工場という意味です。

それで「ベンチャーファクトリー」は、
その名の通り、工場のようり工程別にスペシャリストを用意して、
成功率を高めていくというやり方です。


例えば、起業からIPOまでを、

①ビジネスのシーズを発掘する人
②シーズを分析して、チャレンジする価値があるかどうかを
 判断する人
③実際に、小規模にビジネスを立ち上げテストマーケする人

といった形で、工程ごとに細分化し、
各々の工程にスペシャリストを養成していき、
ベンチャー企業の成功率を5割まで高めることを目指すというのです。


この辺に少し、社長自身の言葉でふれられています



最初は驚きながら聞いていましたが、
よくよく聞いてみると理にかなっており、
面白そうと感じました。


一言で言うと、

「ベンチャー起業研究所」

みたいな雰囲気の考え方ですかね?



1年後にまたお話お聞きしたいと思わされました。




ちなみに、エムアウトでは、昨年秋頃から使われ始めたそうですが、
ちなみに弊社は3年以上前から商標もとって使っております!



人間は無視・賞賛・非難の段階で試される

2008-03-09 18:53:41 | 名言

あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由

という本を読みました。


楽天の監督である野村克也氏が、
自身が阪神で監督を務めた3年間を振り返って書いた本です。


「マネジメントとは何なのか?」

ということを考えるのに非常に参考になる本でした。



特に心に残った一節がこれです。



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「人間は無視・賞賛・非難の段階で試される」

これは一流の人間を育てる原理原則でもある。

見込みがない時期は、「無視」。
可能性が見えてきたらとにかく「賞賛」する。
そして、チームの中心、主力選手になった時点で「非難」する。


プロとは、当たり前のことを当たり前にやる人間のことをいう。
無視されたり、賞賛されているあいだはまだ半人前であり、
アマチュアなのである。

非難されるようになって、ようやく一人前。
逆にいえば、非難されるということは、それだけ期待されている
という意味なのだ。

主力であるにもかかわらず、期待通りやっていないから
非難されるのである。

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会社に置き換えた時に、プロ野球と違って、
新卒で入ってきた新人に、まだ見込みがないからと言って
無視するわけにはいかないと思うが、
後半2つに関しては同じだと思いました。



それにしても、選手としても実績を残し、
監督としても実績を残し、
本も書ける。

その姿勢に学びたいと思います。