あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由
という本を読みました。
楽天の監督である野村克也氏が、
自身が阪神で監督を務めた3年間を振り返って書いた本です。
「マネジメントとは何なのか?」
ということを考えるのに非常に参考になる本でした。
特に心に残った一節がこれです。
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「人間は無視・賞賛・非難の段階で試される」
これは一流の人間を育てる原理原則でもある。
見込みがない時期は、「無視」。
可能性が見えてきたらとにかく「賞賛」する。
そして、チームの中心、主力選手になった時点で「非難」する。
プロとは、当たり前のことを当たり前にやる人間のことをいう。
無視されたり、賞賛されているあいだはまだ半人前であり、
アマチュアなのである。
非難されるようになって、ようやく一人前。
逆にいえば、非難されるということは、それだけ期待されている
という意味なのだ。
主力であるにもかかわらず、期待通りやっていないから
非難されるのである。
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会社に置き換えた時に、プロ野球と違って、
新卒で入ってきた新人に、まだ見込みがないからと言って
無視するわけにはいかないと思うが、
後半2つに関しては同じだと思いました。
それにしても、選手としても実績を残し、
監督としても実績を残し、
本も書ける。
その姿勢に学びたいと思います。