昨日、早稲田大学の大隈講堂に初めて行ってきました。
何かというと、第45代アメリカ合衆国副大統領でノーベル平和賞も受賞したアルバート・アーノルド・ゴア・ジュニアの講演を聞きにいってきました。
http://media.excite.co.jp/globalsummit/index.html
環境にすごく関心がある社員が一人いて、特別にチケットを手配してくれました。
感謝です。。。
で、感想はというと、8割型は映画「不都合な真実」と同じだったで少し中だるみしたところもありましたが、色んな意味で示唆をもらいました。
一番印象に残った話は、こんなところです。
今は、クライシス【crisis】です。クライシスは日本語に訳すと、「危機」
「危機」という言葉は、
危険の「危」と、機会の「機」
の組み合わせで出てきてる。
この言葉の通り、温暖化問題は、人類史上最大の危機でもあると同時に、人類史上最大のチャンスでもあると、そういった話。
それから、「時代の終わりは何故訪れるか」という話
例えば、紀元前の話ですが、「石器時代」という時代がありました。
もちろん、とうの昔に「石器時代」は終わりを迎えているわけですが、
ではなぜ「石器時代」は終わったのか。
歴史事実がどうなのか、詳しくないので定かではありませんが、wikipediaによると、
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人類は、石以外に金属を知らない石器時代、
鉄をまだ使ってない青銅器時代、鉄器時代の順に発達した
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と記されています。
断言出来るのは、決して「石がなくなったから」ではありません。
その証拠に「石」は今現在でも、地球上に存在しています。
そうではなく、「石器」より便利な「青銅器」「鉄器」を発見したからこそ、
自ら「石器」を捨てて、前に進んでいったんだそうです。
つまり、現代に置き換えると、
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石油が枯渇するかしないかという議論とは関係なく、
人類はなるべく早く、炭素依存社会から脱却し、
再生可能エネルギーを活用する社会に進化する必要がある。
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ということ。
この「自ら能動的にチェンジする」という考え方は、環境問題だけでなく、
目の前に何かしらの課題を全ての人に有効だなと、そう感じました。
最後に余談ですが、映画「不都合な真実」を見た時も、
昨日も感じたのですが、ゴアはプレゼンが上手い。
一番、見習うべきだと感じたのは、危険を煽るだけでなく、
「今からやれば間に合うし、結果的に今以上に生活は豊かになる。」
という希望をセットで伝えている点です。
まさに、「危機=危険+機会」をセットで伝えています。
比較的、環境問題の話が日本で語られる時は、
危険 >> 機会
という暗い話になりがちですが、この辺の意識は明らかに違うなと、そう思いました。