今日は檀家さんが集まってお寺で 精霊流し の儀式をする日であった。
毎回お盆近くになると亡くなった人の名前を札に書いて家でまつり、それをこの日にお寺に持っていきまとめて船に乗せて 天に還してくれるという儀式がうちのお寺ではお盆の行事の締めくくり。
私は毎回参加しているわけではないけれどもお墓参りはこの機会にする。
今回はたまたま 母と兄の名前を書いて 持って行くことになった。
そして、お墓参りもした。
お墓にはすでに誰かが数日前にきた形跡があり、
花や蝋燭、ビールの缶が栓を抜いておかれていた。
この暑さ、
ビールからは異臭がしていたので、捨てにいった。
中身が重たいから、全部流しで捨ててからと、蛇口の下にあてて缶を傾ける。ほぼ腐敗している中身はサラサラとこぼれることはなく、塊かんがある。なんともいえない臭い。
それでも水を流しながら何度か傾けていると、明らかにおおきな塊がチラリと缶の口からのぞいた。
うわ、
かなりの腐敗から塊ができてるのか、いやだなーと思いながらもいっきにながしだすと、
や、や、やもり?
と思わし気、形。
うわ、ヤモリだ、、、。
うちのお墓をまもり、お寺を守るヤモリが
ビールかんに落ちたのだ。
目や手足の感じはのこっている。
私は爬虫類系は苦手だけど、ヤモリは大丈夫。みつけても、ベランダでそのまま遊ばせておく。
私にとっては静かで臆病で優しい守り人ってかんじ。
そんなヤモリ。
目を剥き出しヘロヘロの体が蛇口から溢れる真水でちょっと紫色にかわって、ぐったり排水口のあたりでよこたえている。
排水口に流れて消えていくには大きすぎる不釣り合いな物体だ。
助けなきゃ。
旦那っちにいってウエットティッシュの上に引き上げてもらい、
そのまま無縁仏さんの墓石のところへ。
無縁仏さんは、もう死後50年は過ぎ、仏さまへと昇華した、仏さまのあつまり。穏やかな顔の墓石がたくさん。
そのかたわらに、ヤモリをねかせ手を合わせてきた。
その光景は夏の日の眩しさから抜け出したひんやりした日陰の安らぎに似ていた。
皆の魂が穏やかでありますように。
あのヤモリも、苦しい何日かを終え、自然に還っていけますように。
毎回お盆近くになると亡くなった人の名前を札に書いて家でまつり、それをこの日にお寺に持っていきまとめて船に乗せて 天に還してくれるという儀式がうちのお寺ではお盆の行事の締めくくり。
私は毎回参加しているわけではないけれどもお墓参りはこの機会にする。
今回はたまたま 母と兄の名前を書いて 持って行くことになった。
そして、お墓参りもした。
お墓にはすでに誰かが数日前にきた形跡があり、
花や蝋燭、ビールの缶が栓を抜いておかれていた。
この暑さ、
ビールからは異臭がしていたので、捨てにいった。
中身が重たいから、全部流しで捨ててからと、蛇口の下にあてて缶を傾ける。ほぼ腐敗している中身はサラサラとこぼれることはなく、塊かんがある。なんともいえない臭い。
それでも水を流しながら何度か傾けていると、明らかにおおきな塊がチラリと缶の口からのぞいた。
うわ、
かなりの腐敗から塊ができてるのか、いやだなーと思いながらもいっきにながしだすと、
や、や、やもり?
と思わし気、形。
うわ、ヤモリだ、、、。
うちのお墓をまもり、お寺を守るヤモリが
ビールかんに落ちたのだ。
目や手足の感じはのこっている。
私は爬虫類系は苦手だけど、ヤモリは大丈夫。みつけても、ベランダでそのまま遊ばせておく。
私にとっては静かで臆病で優しい守り人ってかんじ。
そんなヤモリ。
目を剥き出しヘロヘロの体が蛇口から溢れる真水でちょっと紫色にかわって、ぐったり排水口のあたりでよこたえている。
排水口に流れて消えていくには大きすぎる不釣り合いな物体だ。
助けなきゃ。
旦那っちにいってウエットティッシュの上に引き上げてもらい、
そのまま無縁仏さんの墓石のところへ。
無縁仏さんは、もう死後50年は過ぎ、仏さまへと昇華した、仏さまのあつまり。穏やかな顔の墓石がたくさん。
そのかたわらに、ヤモリをねかせ手を合わせてきた。
その光景は夏の日の眩しさから抜け出したひんやりした日陰の安らぎに似ていた。
皆の魂が穏やかでありますように。
あのヤモリも、苦しい何日かを終え、自然に還っていけますように。
でもお宅のお墓で亡くなったという因縁を大事にして
きちんと弔ってくださったんですね。
ヤモリに成り代わりましてお礼申し上げます。
ヤモリって日本でも家を守ってくれると言われてるけど、
東南アジアでは「幸運を連れてくる」と言われてるんですよ。
リコさんにも、それから手伝ってくれたダンナッチさんにも
幸運が来ること必至ですね!
私だったら・・・放置してしまいそう。
ヤモリちゃん、きっと感謝してるよね。
そして、お空に行く道中の魂を守ってくれたよね。
ちなみに、亡くなった父もビールが大好きだったので
お墓参りにはいつも持って行きます。栓を開けて供えて
帰る時にはお墓の回りに撒いて、その上から
お水を流しておきます。
ポーさんだよねー
ありがとうございます。可哀想なヤモリでした。
なんか、蛇口に伸びてる姿はそのまますいこませるわけにはいかない確かな命でした。
また、自然界の中に戻ってくれたらいいな、、、と、今ポーさんちの記事読んだら、
なんか、彼は時間軸をこえて、鹿児島にいった?
いや、
ポーさん実家の出来事のほうが、前、話だよね。
わたしも、穏やかに鳴りやした。
ヤモリちゃん、苦しかったんだとおもうの、ちょっと死後の母と重なったの。
だけど、、、
ヤモリじゃなく、他の生き物だったら、こんな美談にならず、ぎゃーぎゃーいってたかも。(笑)
飲み物をお墓におそなうするとき、蓋をあけるばあいは、そんなふうにすればいいかもですね。
わたしは、いつも蓋は開けないの、あのお墓に行けば、とりあえずなにか食べたり飲めたりできるように、お供えは毎晩お寺さんで集めて、自由にとれる場所にまとめてだしているときいたから。
もちろん、安全なものだけね。
だけで、それをしらない親戚が思わずビールの缶をあけて乾杯したのね。
ああ無情‼️
まとめて置いてくれるなんて、素晴らしい。
フードバンクみたいやね。手間が掛かるだろうに。
父は生前「死んだらビールを供えてくれ。
ちゃんと栓も開けてくれ」といつも言っていたので
母はその通りにしています。リコちゃの
お寺さんみたいなシステムがあれば、開けずに
そのまま置いておくんだけど。
そうそう、まさにフードバンク!
檀家さんは皆わかっているから、故人が好きだったものはちょっとと、カップヌードルとか日持ちするものとかけっこうおいてます。
お寺さんとしても、
たぶん困ったすえな妙案だったのかな。
私も、爬虫類のなかでは、ヤモリが一番可愛いと思います。
以前にも、私の家の居間のソファーの後ろに、ヤモリがぴったりと貼りついていたことがありました。
フェルトみたいで、触っても気持ちが良かったです。(笑)
そのまま、おうちで飼おうと思ったのですが、猫に食べられるかもしれないので、庭に放してあげました。
リコちゃ様が見つけた、お墓のヤモリ、、、、丁重にご供養してあげて良かったですね。
そうそう、ヤモリはフェルト見たいね。わたしも、ちょっと触ったことあったんだ!知ってるその感触!
おきびょうで、人の気配を感じるとじっと身動きしないでかたまるか、すっと一目散に逃げていくのみてたら、ヤモリちゃんは嫌いになれないわ。
あのお寺さんのは可哀想でしたよ。