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乳がんを美しく治す |
佐武 利彦 | |
扶桑社 あ~、もう4月になってしまった。 私と乳房再建の深い月3月の間に書いておきたかったけど、ま、仕方なし。 私が再建を決めるまでというカテゴリーでも、当時の気持ちなどは書いているとおもうけど、4年前2011年に再建してからの日々は、本当にあっという間で、後悔という言葉は一度もよぎらなかった。入院中の2週間は震災を目の当たりにしながらも、それでも幸せという言葉が身体から溢れるという事にはさからえないくらい充実で夢のような時間だった。 私は出産経験はないけど、きっと出産の入院とはこんな感じなのではないか?とおもってしまう。 まさに、授かった乳房であり、新たな私の身体だった。 自分の身体に新たにメスをいれたわけだけど、自家組織しか私には当時選択肢はなかった。 でも、インプラントが可能だったとしてもきっと、自家組織を選択したと思う。(そのことはまた別記事でアップします。) そうした再建までの気持ちや知識を支えてくれたのがこの佐武先生の本。 乳がんの病気そのものから、身体的、精神的、あらゆる喪失感をわかってくれてる先生だとおもって、その一文、一文に泣けてきた。 そして、やはり再建という道をまっすぐにこれた。 どんどん医療が進化しても、いまだに色あせることのない本だとおもうので、紹介しておきます。 色あせないのは、この先生が乳がん患者の気持ちを、「患者である人間」を知ってる先生だからだとおもう。 |