私のリンパシンチの画像です。
いかに自分好きの私でも、自分の裸体、例えば再建の胸をここにのせるような無茶は
しませんが、このシンチのプリントなら載せてもいいかと大き目にアップしました。
画面左が後ろ姿。
画面右が前姿。
私の浮腫は右なので、患側をみるには、
画面の内側を「ここだ!」と思ってみると分かりよいですね~。
リンパシンチは薬をいれてから、
10分、15分、30分、60分とその時々の薬の流れの経過を撮影する。
これは60分後。
健側の左腕(つまり画面両端)はもう黒い薬はスーと上にながれて肩をこえ鎖骨のリンパ節のところ
で黒く大きな塊になって心臓に吸収される寸前のようになってる。これが正常ということ。
比べて、患側の右腕はわきの下から肩にかけて白くなってる。
ここから上にはあげるちからがないということ。
クスリをリンパ液と考えると、腕の一番上で滞り、そこで浮腫になり、ひどければ下へ逆流して
腕全体の浮腫みにもなる。
つまり、犯人はその白い部分の腕上部肩。ということがすっきりよく解る。
実際、私はこの部分がやや太く皮膚も少し硬い。
この結果をうけて、
先生は、今はウレタンとの補助療法で奏功して大きな浮腫にはなっていないけど、
生活スタイルや加齢などでいずれここからおおきな浮腫になることは充分あるとのこと。
手術はいそがなくてもいいけど、すぐしてもいいとのこと。
ならば、もう今、まだ浮腫みがひどくないうちに早くしてもらった方がいい。
お願いしますというと、
先生も、「そうだね、せっかく画像撮ってるんだから、この流れがわかるうちに流れを確認しながら
なるべく滞りがひどいところの近くで、いいリンパと静脈を見つけて縫いましょうか」
と嬉しい言葉。
そこで、予定外だったけど、大阪からということも考慮してくださり、その日のうちにオペにむけての
検査もいれてくださった。採血、心電図、胸のレントゲンなど。
オペは5月GW明けに決定。
本当に良かった。
この画像をみると、私が夕方腕がだるく、それが身体全体の重ダルさにつながり元気もなくなるって
ことを一目で物語っている。先生もその症状はまさに、これと一致するねと。
1回目LVA(前腕2か所)までの症状で手首のしびれやだるさ辛さというのは、随分解決した。
今は、いい状態の流れと先生もおっしゃって下さった。
その後に今ある症状としての手首・前腕は、この二の腕の上から逆流というか、派生している
ものなんだろうな~。
2回目LVAはその二の腕上腕部を3か所くらいつなぐというのが先生の中での今の段階での
シュミレーションみたい。
楽しみ。本当に楽しみ。
今回は局所麻酔でする。先生は、これで蒔絵さんは最後にできると思うと。
(LVAはもうしなくていいというようになるよ、という意味)
その後もウレタンやスリーブ
付き合いは維持するけど、それでも随分楽になるだろうな~と思っている。
もう一点
この画像、両端の腕(健側)はまっすぐに薬が上がったというライン跡になってるでしょ。比べて
画像内側(患側)は屈折してるでしょ。これは、リンパが別の道をさがしておれまがってでも
上に流れようとしている証。
なんだかさ~、健気。大事にしてきた右腕は私に応えてくれてるよ~と思った。
リンパシンチはできる施設が少ないし、できても保険きかない場合もある。
でもこうしてみると、リンパ浮腫をしること、自分の腕の状態を知るには本当にいい。
これがどこでもできるようになればいいのにと、思う。今回の自分の幸運を思う時、同時にそのことは
常によぎる。私がいい人間とかってことじゃなく、それほどこの検査は良いということ。
広まってほしいね。