Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

歪んでる

2012年07月06日 16時33分42秒 | 日々の事

 

このうっとうしい季節の中、さらに気持ちを沈ますような事件報道のおおいこと・・・・・なさけない。

いじめと自殺の因果関係を否定する教育委員会{5月の第1回口頭弁論で市はいじめがあったと認めたが、「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」と主張していた。}

そりゃ~、因果関係ありましたといえば、裁判では負けるでしょう。でもね~、こういう民事訴訟、何故、負けにこだわるか。国賠でしょ。

そもそも、国家といえども、人間の行為。あやまちを認め、謙虚に繰り返しを防止することにこそ勇気と真の誇りをもってほしいものだ。

そして、本題に戻せば、因果関係がないと主張することは、その加害者、すべての関係者に、この彼の自殺は彼個人の問題で、加害者側やそのすべてには、いっさい関係ないんですから、気にしないで生きて行ってくださいね~~

と、いってるようなもの。

そんな教育ありか!!それは教育でもなければ、加害者人権保護でもない。歪みだ。

充分に自分たちがしたことの醜さ、人としての残忍さを思い知らせ、命の重みを教えてあげるのが、もうすでに起きしまったことへの唯一のなすべき術でしょ。

加害者、それをしってなにもできなかった者、すべてのものが、すべての立場で、自分のおかしたあやまちに心底気づき、苦しいほどの十字架を背負うことから、はじめてかれらの人生の意味があるのではないか。

それをさまたげるような主張を裁判という場で(勝敗を理由に)すべきではないと思う。

 

ほんとに、因果関係がないと思っているのなら、その根拠とする理由も述べているでしょうから、その部分も報道してほしい。

それが、正しい判断材料となるのだから。紙面はさいてほしいなぁ。

こうした裁判上の詭弁(わたしにいわせりゃ~奇行だね)は他のニュースでもしばしば目にする。

先日は、秋葉原の通り魔事件の弁護人の言葉

「被告人に死刑はあまりにおもすぎる・・・・」

すべての審理をきいたわけではないが、たとえどのような事実・背景はあったとしても、あの事件で死刑は重すぎると、主張する弁護人、これね~、そんなこといってるから、世間は刑事弁護人に好印象をいだけないのではないか。

せめて、被告人に死刑は当然のことだと思うが、それでも、ひとりの人間を権力で死に至らしめる以上、その重みのぶん充分な審理を尽くしていただきたいと思います。そのことで、この事件の背景からみえてくる、様々な要因を、彼だけの特別な資質によるものと弁護人としては考えていないので、そこは充分しん酌していただいたうえでの極刑の選択であってほしいと思います。

くらいのことを言ってくれたら、もうすこし、刑事弁護人に対する世間の認識・見かたもちがうだろうし、結果そのことが、正当な法治国家を作っていくのではないか。大げさ~~とは思うでしょうが、でも、けっこう真面目に小さな一歩を信じてる私。

 

裁判の場とはいえ、負け方ってあると思う。(ここでいってるのは、一部の報道からのみ得てる情報による私の完全主観による負け裁判の事だけどね)

極端な対極の主張、みえみえの定型文読み上げ、そんなことしてるから、裁判所も定型的な判断で澄ましてしまって、なにも見いだせないだけの単なる事務処理・形式裁判になるのだ!!

裁判所ってそ~ゆ~ものでしょ!という意見をもってしまったら、この国の最後の砦もぐらぐらやん。ここは熱い思いを正しい方向にむけて国民がもりあがってほしい。

 

 

歪みが、今、どんどん加速してる気がする。

記者会見で見せた市教委たちの血の通わぬ表情が歪みの象徴のようで怖かった。