パソコンの動きが遅い、再生している音が途切れるなどの症状が出る原因はいろいろある。
その一つにいわゆる「PIO病」、または「PIO地獄」というものがある。
システムが「ウィンドウズXP」で、4、5年以上使っているパソコンの場合は要注意。
ディスクなどへのアクセス障害が6回起きると、「転送モード」が自動的にDMAモードからPIOモードに切り替わってしまうというもの。
「転送モード」とはCPUがメモリにアクセスする方法で、PIOモードではスピードがDMAモードの約10分の1に落ちてしまう。
つまり、パソコンの動きが普通の10分の1に遅くなってしまうわけだ。
6回というのは累積で、再起動してもクリアされない。
また、このモードになってしまうと、再起動しても元に戻らないというとても恐ろしいものだ。
「病気」とか、「地獄」とか言われるゆえんである。
この状態になっているかどうかの確認は、ちょっとややこしい。
「システム」の「デバイスマネージャ」を開き、「IDEATAコントローラ」の「プライマリIDEチャネル」、または「セカンダリIDEチャネル」の内容を見る。
どちらかが「DMAモード」ではなく、「PIOモード」になっていたら当たり。
対処法は、当該IDEチャネルを削除して再起動する。
システムがその項目を作り直して、初期状態のDMAモードに戻る。
「いったい何のことを言っているんだい」、と思った人でもパソコンの故障の原因のひとつとして名前を憶えておくと良い。
名前さえ分かればネットで調べれば、いくらでも対処法が見つかるからだ。
この障害の場合は特に、名前が分からなければほとんど対応不可能だ。
実際に自分のパソコンで起きた障害だが、長年パソコンをやっていても知らなかった。
「パソコンが遅い」という言葉で検索してようやく見つけたが、情報の重要性を再確認した出来事だった。
パソコンがやたらと遅くなってイライラしてはいないだろうか。
パソコンをハンマーで叩き壊す前に、次のようなことを試して欲しい。
遅くなる原因のひとつに「ディスクエラー」というものがある。
データをハードディスクから読み書きする時にエラーが起きて、何回か繰り返している場合だ。
物理的にディスクに傷が付いている場合は少なく、論理的なエラーのことが多い。
なお、「ハードディスク」って何?という読者は、この記事はスルーして欲しい。
そうでない人は、ハードディスクの「ディスクチェック」をやってみることをお勧めする。
ディスクチェックの方法
「マイコンピュータ」を開くと、ハードディスクドライブC:やE:というのが出てくる。
どちらかを選び、マウスを右クリックして、「プロパティ-」-「ツール」-「エラーチェック」の順に開く。
「チェックする」をクリックして、「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」にチェックを入れ、開始するをクリックする。
「再起動後に検査する」というメッセージが出るので、そのあと再起動する。
他のディスクでも、再起動の前に同じようにしておく。
結果の確認
ウィンドウズが立ち上がったら、「マイコンピュータ」を右クリックして、「管理」を選ぶ。
「イベントビューア」-「アプリケーション」を開くと、いろんな項目が出てくる。
その中の「Winlogon」をダブルクリックして、「プロパティ」を開く。
Cleaning up x unused index......のXの部分が1桁になるまでこの操作を繰り返す。
「インデックス」にX箇所のエラーがあったという意味なので、少ないほうが良いわけだ。
インデックスとは、ディスクのこの辺にこんな情報が書いてありますよ、という目次のこと。
2桁以上エラーがあると、目に見えてパソコンの動作が遅くなる。
インデックスのエラーは、論理的なもので回復できる。
パソコンのハードディスクには寿命がある。
もし、bad sectors などに数字が出てきた場合は物理的にディスクが損傷しているので、ハードディスクの交換などを考えた方が良い。
お金のある人は、パソコンを最新型に買い換えよう。
1年以上使い続けているパソコンなら、このチェックをして見ることをお勧めする。
ウィンドウズXPの場合を述べたが、それ以降のOSでも同じようにできるはずである。
検討を祈る。
昔、「やぎさんゆうびん」という家庭内情報誌を作っていた。
今日は、その中で採用されなかった記事を紹介しよう。
「台車持ってきてー」
マンション玄関のインターホンで、お呼びが掛かった。
パパが車で缶ビールを買って帰ってきたのである。
「分かりましたよ」。ママはいつものことなので気のない返事をする。
「最初から車に積んでいけばいいのに」などとぶつぶつ言いながら玄関を出ようとして、ふと気がつくと、手に台車ではなくて掃除機を持っていた。
パパは会社から疲れて帰ってくると、正面玄関よりちょっとだけ近い駐輪場の入り口から入る。
「うー寒い」などといいながらドアの前で鍵を開けようとしたら、なぜか手に定期入れを持ってドアを開けようとしていた。
なおちゃんは良く本を読む。
読んでいるときは人の言うことを上の空で聞いている。
「なおちゃん、お風呂いれてー」
頼まれたなおちゃん、なぜか本を読みながら玄関のほうに歩いていった。
玄関の開く音がしたなと思っていたら、マンションの下から新聞を持ってきた。
パソコンで日本語を入力するためには、日本語入力のためのソフトが必要になる。
画面の右下にアイコンと並んで「あ」などと表示されているアレである。
普通のパソコンではマイクロソフトの「MSIME」というものが組み込まれており、知らずにそれを使っている人が多い。
実は他にも古くは、「一太郎」というワープロソフトとともに有名だった「ATOK」、最近ではグーグルが無料で提供している「google日本語入力」などがある。
これまで筆者はgoogle日本語入力と、親指シフト変換ソフト「やまぶき」を併用していた。
「MSIME」が古いタイプだからか、とても「頭が悪い」からである。
だが、この組み合わせがこのところとても調子が悪い。
グーグルの検索文字を入力しようとしたとき、とてもキーの反応が遅く、そのせいか同時打鍵の濁音や半濁音が入力できない。
「MSIME」に変えると、かなり遅いがそれでも入力できるようになる。
また、他のソフトでテキストを入力しようとしたときも、google日本語入力ではおかしな現象が起きる。
通常は「無変換」キーを文字の確定に使っているが、それが英数字に化けてしまうのだ。
それだけではなく、文字を消そうとしてもできなかったりと、ぐちゃぐちゃになってしまう。
「やまぶき」との相性が悪いのかも知れないが、これまではそれなりに使えてきたわけだから、グーグル側に原因があるとしか思えない。
日本語の入力というのは、パソコンを扱う上では最重要課題なので早急になんとかしたい。
8月27日に、内之浦から打ち上げられる予定の日本の新型ロケットである。
固体燃料や点検を自動で行うシステム、打ち上げ管制を2台のパソコンで行うことができるなど、革新的な技術が使われている。
大きさは従来のH2Aの半分ほどだが、費用は約30億円と3分の1。
世界の衛星打ち上げビジネスに参入できるよう、コストダウンを図ったということらしい。
まだ若い頃、内之浦でロケットの発射を見たことがある。
当時は確か、「東京大学宇宙航空研究所」の施設だった。
テレビで放映されるアメリカなどの発射シーンは、最初に噴煙が上がって重々しくゆっくりと上昇していく。
私が見た実物は、「3、2、1、発射」の瞬間にビューッと飛び上がって、すぐに空の彼方に消えてしまった。
それでも初めて見たロケットの姿は、今も憶えている。
7年の歳月を経て小惑星から資料を持ち帰ったあの有名な、「はやぶさ」も、この内之浦から打ち上げられた。
イプシロンには、「惑星観測衛星」が搭載されるという。
ニュースでは内之浦の住民から、成功祈願の千羽鶴が贈られるシーンがあった。
とても日本的な風景で、なにやら心温まるものがある。
新しい日本のロケット、日本の技術の象徴として打ち上げの成功を祈りたい。