国産ワクチン開発 ワープスピードにアップ ❕

　65歳以上の高齢者への新型コロナのワクチン接種が始まった。供給量の確保を迅速に❕
新型コロナのワクチンはこれまで米国、英国、中国、ロシア、インドが開発に成功している。日本は5社が開発中ですが、治験（臨床試験）の第1相、第2相段階。昨年6月、治験を開始し、最も先行しているアンジェスは特例承認を受けて今春の実用化を目指していましたが、審査を行う医薬品医療機器総合機構（PMDA＝パンダ）から大規模な第3相試験（３万人規模）を求められ、足踏みしている。

　ファイザーは世界6カ国で4万人規模の治験を行いました。海外に比べ感染者が少ない日本（人口10万人当たりの感染者は米国9298人、日本385人＝約24分の1）では数万人の参加者を集めて、ワクチンと偽薬を接種しても発症者数、重症者数の差などワクチンの効果は確かめにくく、数十万人の参加者が必要になる。