舞姫

ひぐらし日記

リパーパス(re-purpose)と呼ばれる医薬品開発の手法

2020-07-30 | 日記
過去に開発に失敗した薬でコロナ治療薬を再開発する

小野薬品工業の「アピリモド」はPIKfyveキナーゼ阻害薬と呼ばれるタイプの薬で、ウイルスの侵入に関係するタンパク質としてPIKfyveは前から研究レベルでは注目を集めていた。アピリモドは、胃腸の難病であるクローン病などの治療に開発されていたが失敗した薬だ。
肺に近い細胞での効果を厳密に調べている。この結果、アピリモドはiPS細胞を使って作られた肺細胞でウイルスの増殖を止める効果が確認されている。実際の肺細胞で特に効果があると確認された。

エーザイの「エリトラン」血液中に細菌が増加するなどして臓器が侵される敗血病
の治療薬で開発


コロナ治療薬開発、創薬ベンチャーが機動力で存在感

2020-07-30 | 日記
「変異型にも対応する治療薬にしたい」―。ペプチドリームはアミノ酸が結合した
化合物「ペプチド」を使った治療薬開発、ヒト細胞に入り込み、増殖する。ペプチドリーム
はこの入り込む動きに着目し、治療薬を開発する。ウイルスは外側にある
「スパイクたんぱく質」を通じてヒト細胞に侵入する。同たんぱく質の動きを抑えれば
感染を抑えられる可能性があるという。
スパイクたんぱく質内で、変異しないとされる「保存領域」を無力化する。
抗体の100分の1サイズのペプチドを使うからこそ限定的な領域に入り込める。

 コロナウイルスは次々と変異して新型が出現している。ただ、保存領域を無力化
できれば、さらなる新型コロナウイルスも治療できる“ユニバーサル治療薬”を
創れる可能性がある。 2021年中の臨床試験入りを目指すと言う。