長野の田舎から

風景を中心に更新をしていきます。

格差の固定化

2007-02-21 | Weblog

官房長官が主宰する「成長力底上げ戦略構想チーム」が、低所得者の底上げの構想を示して、民主党の主張する「格差国会」での論争ベースとしようとしている。
そう簡単に片付けられる問題ではない事が、固定化しようとしている若者の感覚からも見て取れる。
今日の日本経済新聞に労働政策研究・研修機構の調査結果が記事として書かれていた。それによると若者の半数がフリーター経験者で、その経験が普通の感覚として捉えられるようになっているのだ。
しかしながら、経験を活かせる者はほんの一握りの者しか居ないというのが実態で、団塊世代の大量退職により扶助制度による各種の福祉政策は、更に追い込まれようとしている。
再チャレンジなどと耳障りの良い言葉で、国民の目を逸らせようと言う、今までのような子供だましの対策では、もうどうしようもない状況にまで追い込まれている。

このままでは、本当に格差が固定化してしまい日本経済は立ち行かなくなるのは間違いないところであろう。

かといって特効薬があるわけではないが、民主主義の原点に戻って一部の権力を握る富裕層による論議でない国づくりを始めていくしかないのではないだろうか。ゼロリセットと言う事は出来ないにしろ、そう言った発想も必要ではないだろうか。

2055年には、この日本の人口は確実に9000万人(現在1億2777万人)を割り込むのだから・・・・・。その時の人口構成は、約半数が65歳以上となっている。
格差がこのまま固定すれば、その時日本は、世界の中でも最貧困国のひとつとして数えられるようになってしまうのではないだろうか。

≪URAの世界≫
昨夜、食事に出かけた店で見た光景。
具体的な内容は、記載を避けるが、今でも蔓延る「URAの世界」の仕組みを垣間見た。
外国人による就労により、この世界が生き延びる。
今の日本の現状はまだまだこれが現実だ。
普通に生活していれば、別に気にする事はない。
ただ、見て見ぬふりをしている事がいいのだろうか。
私にも一つ踏み込む勇気があれば・・・・・。
何も出来ない現実を直視させられる。

昨夜投稿したつもりなのに・・・・。


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