枡添大臣の「市町村の窓口は信用ならない」発言に対して、波紋が広がっている。メディアの情報だけを頼りとする生活者一人一人の感情から行けば、大臣の言っている事は理解出来る。
でもここで一つ考えて見たいことがある。
市町村の職員の皆さんは、そのほとんどがキチンと仕事をこなしており、私たちの生活を支えてくれている。ただ、一部の心無い職員の行為によって、市町村職員全体が悪者にされてしまうのは如何なものだろう?
枡添大臣がまだ政界に入る前の彼を知っている人ならば、「ちょっと待てよ」と言う事になるのではないだろうか。少なくとも私は、彼は「気遣い」と言うものを持ち合わせた人物であると認識している。
少し相手を気遣う事で、問題の解決方法も違ってくるのではないだろうか?
現在起きている多くの課題を解決しようとしたら、現場で働く公務員の皆さんの大きな協力が無くては、中々前に進まないのは明らかである。
問題を複雑化させたり、より多くの敵を作っていたのでは、どんどんと国自体が劣化して行ってしまう。
一時期、劇場型政治と言われた時期もあったが、マスメディアを使っての大衆を引き付けての政治も「なし」とは言わないものの、今一番苦しんでいるのは、生活者一人一人でありそこにスポットをあてた政治であってほしい。