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ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

追いかけーる 重なーる ファランドール

2014-10-19 16:01:27 | 日記

先生「教科書○○ページを開けて。

   曲を聞きます。」
児童 教科書を見ながら、最後までCDを聞く。

先生「曲の名前は?」
児童「ファランドール。」

先生「ファランドールって、どういう意味?」
児童「フランスのおどりの音楽。」

   教科書に書いてあることを確認。

先生 3人が手をつないで踊っている挿絵を見る。


  「二つの旋律が出てきます。

   最初の旋律と違う旋律が出てきたら、手を上げよう。」
児童 曲を最初から聞き、二つ目の旋律が出てきたところで手を上げる。
先生「そう! そこだね。」

   二つ目の旋律『馬のダンス』のところでCDを止める。



先生「先生が二つの旋律を歌います。最初は 『王の行進』。

   

 

   みんなは、先生が旋律を歌うのに合わせて、

   教科書の音符を指さしてね。」
   教科書の図形楽譜に書いてある絵音符を指し示す。

先生「ランタンターラタッタタッタパー・・・・」

   ゆっくり、絵音符の最後まで歌う。

   歌いながら児童が、音と絵音符を結び付けて聞けているか確認しながら歌う。



*教育芸術社4年教科書から

先生「いいねぇー、指の動き。

   少し速く歌うから、付いてきてね。」

   テンポを上げて歌う。


   『馬のダンス』も同様に、図形楽譜の絵音符を活用して、旋律を覚える。

   


*教育芸術社4年教科書から





先生「曲の最初の方で、『王の行進』が追いかけっこています。

   もう一度、聞く前に、みんなで手拍子追いかけっこ

   歌の追いかけっこをやってみよう。

   最初に、手拍子おいかけっこ


   先生が四つ手拍子します。

   その後、また四つ手拍子します。

   でも、手拍子をする場所が変わります。

   どんどん、変わっていきます。

   みんなは、先生より、四つ遅れで手拍子してね。」


先生 右肩横で四つ手拍子頭の上で四つ手拍子

   左肩横で手拍子胸の前で四つ手拍子・・・・・


児童 (四つ遅れで)   右肩横で四つ手拍子

   頭の上で四つ手拍子左肩横で手拍子胸の前で四つ手拍子・・・・


先生 手拍子は、手だけではなく、体のお腹やお尻、腿、顔などを打つと盛り上がります。

  (ただし軽く(⌒∇⌒)) 児童代表が先生役をするのも楽しい。

先生「歌の追いかけっこで有名な歌があるね。」


児童「かえるの合唱!!」


先生「クラスを二つに分けるよ。」


児童 『かえるの合唱』を輪唱する。



先生 手拍子追いかけっこと歌の追いかけっこを

   みんなで経験してから( ^ω^)・・・

  「『ファランドール』の追いかけっこを聞いてみよう。」
児童 最初の33秒を聞く。

   「王様の行進」の旋律が追いかけっこしていることに

    気が付く。

   一回目の授業ではここまで。

 

   二回目に、掛け合い。

   三回目に、重なりあい。

   四回目に、鑑賞ワークシートに書き込む。


 授業の最初、児童が音楽室に入ってくるとき、「ファランドール」全曲をかける。

席に着いた児童から、教科書を出し、前回の授業を思い出しながら聞くように指導する。

 その後の授業では、学習する内容に合ったところだけ取り出して聞く。

何回も最初からかけて聞くのでは、児童は学習するポイントのところを集中して

聞けないことがあるので・・・



 二回目の掛け合いの聞き取りでは、

今、流れている旋律の方を指さしなさい。」と

教科書の図形楽譜を指し示すように言う。

教室の後ろから児童の手元を見て、聞き取れているか確認する。


*教育芸術社4年教科書から

 掛け合いを聞き取れない児童がいたら、先生が旋律の札を出して教えるか、

もう一度、図形楽譜を見ながら、CDを聞かせたり、先生が歌ったりする。


 二回の『王の行進』と『馬のダンス』の掛け合いが終わると、

二つの旋律の重なりあいになる。


 掛け合いから、重なりあいになったことを瞬時に聞き取り

両方の旋律を指させる児童がいたら、最高の褒め言葉をかけたいです!!!✨✨


 この最初のタイミングで旋律の重なりが分からなかった児童にも、

もう一回、CDをかけて両方を指さすチャンスを与えて、

「分かった!!すごい!!」の気持ちを作ることを忘れずに・・・❤



 三回目の二つの旋律の重なりあいでは、パートナーソングを楽しみます。


「メリーさんの羊」と「ロンドン橋」、

「故郷の人」と「ユーモレスク」、

「アマリリス」と「きらきら星」などの組み合わせがあります。

クラスを半分に分けて歌う方法とクラスを三つに分けて、

一つのグループは重なりあいを聞くことにする場合があります。

 四回目の授業では、何回か最初から最後まで(3分30秒くらい)かけます。


 ワークシートを使って、学習のまとめをします


 自由記述のところでは、旋律の追いかけっこ、掛け合い、重なりあいの作曲の工夫や楽器演奏の変化(弦楽器から管楽器など)にポイントを絞って書くように指導します。


 教育芸術社では、この「ファランドール」の反対のページに

「パレードホッホー」という旋律の重なりを感じとって歌う曲が載っています。


 この歌と「ファランドール」を合わせて学習する4年生は明るく生き生きしています。

楽しい教材ですね❤

 

☆パッとその場所を出すために何分何秒から始まるか調べました。
(私のCDは1曲、3分30秒です。)
 ・王の行進 追いかけっこ 0:18~
 ・馬のダンス       0:34~
 ・掛け合い        1:36~王の行進
              1:48~馬のダンス
              1:56~王の行進
              2:07~馬のダンス
 ・重なりあい       2:32~


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