しみちゃんの不動産営業日誌

吹田市の不動産屋 マック住研の会長「しみちゃん」の不動産営業回顧録

⑧営業諸々Ⅲ その256

2012-12-17 16:42:01 | 日記
今日は朝からご売却のご相談に・・・

お家に伺うと備前焼の器が一杯
勿論お出しいただいた茶碗も・・・

玄関のシューズボックスには
備前焼の大きな急須に花が生けられていた

目の保養をさせていただきました
ありがとうございます



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では その256 です



不動産の取引は実に色々なことがある

こんな怖いこともありました

今から約20数年前のこと

その3年ほど前に土地を
お世話させて戴いたお客様の家の前の道路に
「ここはワシの土地だ」と言って高級外車が駐まり始めた

「道路は私道で半分がこのお家の所有です」と説明をする

車の所有者「そんなことはない説明をするから
  ワシの処まで来てくれ

指定のマンションに着き
インターホンにて来意を告げると
玄関ドアが開けられた

応接室に通されて指示通りソファに腰を下ろす
目つきの悪い数名の男達はドア付近に集まっている

図面を見せられて説明を受ける
先方が言っていることも一理ありそうだ

しみちゃん「この図面を元にもう一度調べさせてください」

車の所有者「じゃ三日間待つことにしよう

すぐに市役所や法務局で再調査を開始
またお向かいのお家の測量図も取り寄せ
現地にてテープで測量する

やはり道路の中心が境界のようだ
ではあの細かく分割されたのは何かな

法務局でその小さな土地の所有者を調べる

すると所有しているのはソレゾレ人は違えど
みんな司法書士だ

その十数人の司法書士の名前を眺めていて
親しい司法書士がいることに気付いた

早速電話をして経緯を確認する

(なるほどそう言うことだったのですか・・・)

やっと事情が飲み込めた

つまり道路の向かい半分を更に半分に割り
それを十分割位して売却していたのだ

早速その車の所有者に連絡を入れる

しみちゃん「調査の結果私共にミスがない
  ことが分かりました
  内容をご説明したいのですが・・・」

車の所有者「じゃ明後日にそちらへ向かうよ」

(これで落ち着いてくれるだろうか?)

つづく
コメント
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