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耳ときどきお酒

既製タイプイヤモールド

2018-01-30 16:23:59 | 補聴器


既製タイプイヤモールド

「RIC用ヘリックスストックイヤモールド」1個2,000円(税別)のご紹介。

老舗メーカーのスターキー(アメリカ)から

軽度難聴向け(オープンフィッティング)用として発売されました。

補聴器に着けるとこんな感じ


(何故か補聴器がワイデックス製)

私が装用すると


(床屋に行けなくて髪伸びてます)

こんな感じ。

本来であれば、下の写真のように



お客さまの耳型を採取したオーダーメイドが望ましいのですが

外耳道(耳の穴)が細かったり、強く曲がっている場合などは

製作不可となります。

そうすると、やむを得ず下記のような



既製の耳栓を使うことになります。

私も、聴力低下が軽いことと、メーカー毎にオーダーすると費用が掛かるので

既製耳栓を使っているのですが

・抜けてくる
・ハウリングしやすい
・耳栓の傘が動いてかゆくなる

というような不具合を感じます。

今回、スターキーの営業さんから紹介され耳にはめてみました。

これが、ことのほか装着感がいいです。

早速自分用に仕入れて、1週間使ってみました。

結論としては、私にとっては今まで一番良いです。

具体的には
・安定感が良く抜けない
・装着感も良好
・こもらない
・かゆくならない
・何社かの補聴器で試しましたが、ハウリング(ピーピー音)の限界値が
 他の既成耳栓より上がる
・気のせいかもしれませんが、今まで使っていた補聴器が同じものと
 思えないほど音質が良い

音質については、データの取りようがないです。私はいつも書いているように
聴力低下した左耳だけでなく、正常な右にも装着してます。その右耳も違和感
こもり感はありません。装着位置が安定していることと、ハウリングの限界値が
上がるということは、当然鼓膜面への音の伝わりが良くなっている訳ですから
音質が良くなっていても不思議ではないと考えます。

気になる点は
・安定感が良すぎて、外すときに補聴器に負担がかかる
・装着にコツがいる(1週間経っても未だ慣れません)
・ヘリックス部が若干きつい

っ張り出す紐(テグス)が付けば安心ですね。装着についは、ご高齢の方には
難しいかもしれません。今使っているのがシリコン(非常に柔らかい)なので
アクリル(硬い素材)をオーダーメイドで作れば入れやすくなりそうです。
また、ヘリックス部のきつさも、オーダーメイドで解決できるでしょう。

ここに書いてあることは、まだ私一人の感想なのでこれからお客さまにも

試していただく必要があります。

あと、耳の形が上の私の写真のようにある程度彫りが深くないとこの耳栓は

安定しません。

私の店に通う1割ちょっとのお客さまが、聴力や外耳道の大きさで

オーダー耳栓を断念されているので、そういった方に試していただきたいと

思います。

とにかく、個人的には絶賛です。

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