フォクトレンダー ビトマチック2a の
セレンメーターを調整してみました。
言うまでもありませんが、
普通に写真が撮れているカメラをバラすべきではありません。
私の場合、入手した時よりも針の動きに元気がないことと
もう一台と比較しても明らかに弱っている印象なので
渋々トライしてみました。
先ず、軍艦部を外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/7f/8673797539d500393c91f43731efc5b5.jpg)
もうネジを外してしまってます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/bf/60110090d8bddee841f0bf2716c846f4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/06/a32c4ff869a573537862ab496c07369a.jpg)
ヴィトマティックユーザーならお馴染みの3ヵ所のネジを外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/fe/6346fc37648e1f65f26367f8feca880a.jpg)
ゆっくり垂直に軍艦部を持ち上げると外れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/94/95c6ff63dbe683e8cfe7e8a959ca33a4.jpg)
具が露になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/de/d0dc5422676784607919a91270777815.jpg)
ドライバーで指しているマイナスネジを緩めると
絞りのメーター(写真右の白〇)の可動範囲が調整できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/00/67eee8f48ee0e5a8306e0d74313af2b8.jpg)
セレンメーター(露出計)の透明カバーを外すため
4か所のネジをマイナスドライバーで外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/96/b314e0700f873c30a29f055e1d90007e.jpg)
一本だけ長いのは、露出計を本体に止めるため。
(露出計を外すには対角の下の方に隠れているネジも外す)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/57/b74250e548a4226bc052474625498fa5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3c/dc32f84022b2f67baa86c33fec3afe81.jpg)
絞りメーター(白〇)をF22まで動かし、
セレンメーターの針を傷つけないようそっと透明カバーを外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/84/c918ad520c3fe9008f25c139130ce1bc.jpg)
セレンメーター機械部が現れる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/bd/e36521ca9c7b7df5f7355e821c7d1789.jpg)
ドライバーで指している一番上に付いている
真鍮色のワッシャーのようなものを精密ドライバー等で
突っついて回すとセレンメーターの位置調整が出来る。
ここで注意!
上から順に、調整ツマミ・部品を固定しているアーチ状のパーツ
そしてメーター(針)があるのですが、アーチと針の間に
髪の毛の太さほどのゼンマイのような(バネ?)が組み込まれています。
視力が落ちてきた私は、それに気づかず
調整ツマミを90度ほど豪快に動かしたところ
そのゼンマイのようなものを動かしてしまい
セレンメーターが動かなくなってしまいました。
幸い、何度かメータ―を手で動かしていたら
また動き出したので良かったですが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/46/39f89c7e228805da59705bbd6fde7439.jpg)
露出計のハウジングと透明蓋の間に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8e/19f4abaede5b5874262f54dede3df9d8.jpg)
このような金属板が挟まっています。
ファインダー内に写る露出計の飾り枠です。
組立を適当にやると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a2/9de389684845f0c43ca94d4735f94535.jpg)
こんな感じで、絞りの〇が隠れてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/77/5b224fad7cef107c171c91a48b109784.jpg)
仮組状態から爪楊枝などを使って飾り枠を適正な位置に調整。
なぜ、こんな面倒な作りにしたのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5f/1d67028840b0ec18b4e1b24fd5d6acd1.jpg)
各部ネジを締め込み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/09/f6b7d09aca643336ab55127e95075913.jpg)
軍艦部を取り付けて完了。
実は、ここまでの写真に写っているビトマチック2aは
分解はしましたがセレンメーターの調整はしていません。
例の髪の毛ほどの太さのゼンマイのようなものが
もう一台のそれと同じになっているか確認したかったのです。
こちらのゼンマイのようなものは
茶色く錆ていて肉眼ですぐに確認できました。
宙ぶらりんになっている状態は一緒でした。
そして、調整を行った方は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f2/162b14a9ef5f8d73f14d2d460388eaa4.jpg)
このように日中の室内での露出は
概ね適正な状態になりました。
(なったはず・なったと信じたい)
しかし、晴天の屋外では2段ほど狂っています。
元々、暗いところで撮るカメラではないので
屋外晴天で露出が合うように調整したほうが
良かったのかもしれません。
たかがセレン。されどセレン。
参考程度の精度と言え、合っていないよりは
少しでも合っている方がいいでしょう。
実写して写っていればの話ですが・・・。
補聴器のハットリ
セレンメーターを調整してみました。
言うまでもありませんが、
普通に写真が撮れているカメラをバラすべきではありません。
私の場合、入手した時よりも針の動きに元気がないことと
もう一台と比較しても明らかに弱っている印象なので
渋々トライしてみました。
先ず、軍艦部を外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/7f/8673797539d500393c91f43731efc5b5.jpg)
もうネジを外してしまってます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/bf/60110090d8bddee841f0bf2716c846f4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/06/a32c4ff869a573537862ab496c07369a.jpg)
ヴィトマティックユーザーならお馴染みの3ヵ所のネジを外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/fe/6346fc37648e1f65f26367f8feca880a.jpg)
ゆっくり垂直に軍艦部を持ち上げると外れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/94/95c6ff63dbe683e8cfe7e8a959ca33a4.jpg)
具が露になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/de/d0dc5422676784607919a91270777815.jpg)
ドライバーで指しているマイナスネジを緩めると
絞りのメーター(写真右の白〇)の可動範囲が調整できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/00/67eee8f48ee0e5a8306e0d74313af2b8.jpg)
セレンメーター(露出計)の透明カバーを外すため
4か所のネジをマイナスドライバーで外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/96/b314e0700f873c30a29f055e1d90007e.jpg)
一本だけ長いのは、露出計を本体に止めるため。
(露出計を外すには対角の下の方に隠れているネジも外す)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/57/b74250e548a4226bc052474625498fa5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3c/dc32f84022b2f67baa86c33fec3afe81.jpg)
絞りメーター(白〇)をF22まで動かし、
セレンメーターの針を傷つけないようそっと透明カバーを外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/84/c918ad520c3fe9008f25c139130ce1bc.jpg)
セレンメーター機械部が現れる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/bd/e36521ca9c7b7df5f7355e821c7d1789.jpg)
ドライバーで指している一番上に付いている
真鍮色のワッシャーのようなものを精密ドライバー等で
突っついて回すとセレンメーターの位置調整が出来る。
ここで注意!
上から順に、調整ツマミ・部品を固定しているアーチ状のパーツ
そしてメーター(針)があるのですが、アーチと針の間に
髪の毛の太さほどのゼンマイのような(バネ?)が組み込まれています。
視力が落ちてきた私は、それに気づかず
調整ツマミを90度ほど豪快に動かしたところ
そのゼンマイのようなものを動かしてしまい
セレンメーターが動かなくなってしまいました。
幸い、何度かメータ―を手で動かしていたら
また動き出したので良かったですが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/46/39f89c7e228805da59705bbd6fde7439.jpg)
露出計のハウジングと透明蓋の間に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8e/19f4abaede5b5874262f54dede3df9d8.jpg)
このような金属板が挟まっています。
ファインダー内に写る露出計の飾り枠です。
組立を適当にやると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a2/9de389684845f0c43ca94d4735f94535.jpg)
こんな感じで、絞りの〇が隠れてしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/77/5b224fad7cef107c171c91a48b109784.jpg)
仮組状態から爪楊枝などを使って飾り枠を適正な位置に調整。
なぜ、こんな面倒な作りにしたのでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/5f/1d67028840b0ec18b4e1b24fd5d6acd1.jpg)
各部ネジを締め込み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/09/f6b7d09aca643336ab55127e95075913.jpg)
軍艦部を取り付けて完了。
実は、ここまでの写真に写っているビトマチック2aは
分解はしましたがセレンメーターの調整はしていません。
例の髪の毛ほどの太さのゼンマイのようなものが
もう一台のそれと同じになっているか確認したかったのです。
こちらのゼンマイのようなものは
茶色く錆ていて肉眼ですぐに確認できました。
宙ぶらりんになっている状態は一緒でした。
そして、調整を行った方は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/f2/162b14a9ef5f8d73f14d2d460388eaa4.jpg)
このように日中の室内での露出は
概ね適正な状態になりました。
(なったはず・なったと信じたい)
しかし、晴天の屋外では2段ほど狂っています。
元々、暗いところで撮るカメラではないので
屋外晴天で露出が合うように調整したほうが
良かったのかもしれません。
たかがセレン。されどセレン。
参考程度の精度と言え、合っていないよりは
少しでも合っている方がいいでしょう。
実写して写っていればの話ですが・・・。
補聴器のハットリ