東川町の公社 町と景観協定結び宅地分譲
住民参加で地域の景観を守ろうと、上川管内東川町の町土地開発公社が、宅地購入者、町との三者間で建築緑化協定を締結した上で宅地を分譲している。
協定書には住宅の色や形のほか、造成地区内の公園を住民が共同管理することも盛り込まれている。
宅地分譲に際しこれほど詳細な協定を結ぶ例は道内で珍しいという。 宅地は「グリーンヴィレッジ東川」(南町四)。同公社が今春、三十三区画を造成し、すでに二十二区画を分譲した。一区画の広さは三百四十五平方メートルから四百六十六平方メートルで、分譲価格は三百十三万円から五百三十六万円。
協定書は、住宅の高さや屋根の傾斜角度、外壁や屋根の色などを規制する内容。外壁材には、れんが調の模倣建材などを使えず、灯油タンクを設置する時は木製の囲いで隠す。
個人の敷地内で緑地帯を設けることや、植える木の数、樹種の指定など、景観を守るための決まりを詳細に定めている。
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私は予てから日本の民家はよく言えばこ損の独創性を尊重しているようですが、こらは街の景観から見ると、個々がばらばらで高さ、色、規制がないため町全体としての統一感がなく、一見しただけで無秩序な感じを抱きます。
それが、ここ北海道の上川管内東川町の町土地開発公社がが中心となって、新しい街作りに乗り出したというこの記事を読み、私は賛成です。
また、緑地帯や町が分譲地内に設けた公園の樹木の手入れ、落ち葉の掃除は住民が担うとし、景観の保全に住民が参画する仕組みもプラン化しているようで、このような街が各地に出来たらうれしいんだけど・・・
この東川町は2005年、道内の町村で初めて、景観法に基づき強制力を持った景観保護策を行うことができる景観行政団体に指定されたと聞きました。 大雪山系の山々と調和する「東川風住宅」の設計指針をつくるなど、独自の施策を展開しているとの事です・・・
ここは出来上がったら是非行ってみたいところです。