町作り研究会(容子の部屋-別室)

町作り関連。地方新聞トピックス等

小泉内閣メールマガジン・・・抜粋

2006-08-01 15:58:41 | 地方新聞

           小泉内閣メールマガジン

       □ 目 次

● ドミニカ共和国移住者ご苦労をおもって

● 「大臣のほんねとーく」  手作りの「町おこし」行政改革担当相 「特別寄稿」

● イラクの未来へ~陸上自衛隊によるサマーワででのイラク  人道支援活動を終えて  (第1次イラク復興支援群長 番匠幸一郎)

● 真心というお土産(別府外国人案内所事務局長 樫山敬一)

      ==========================
[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]

●   ドミニカ共和国移住者のご苦労を思って
ドミニカ共和国地図 
 小泉純一郎です。 
  今週の29日、カリブ海にあるドミニカ共和国で、日本からの移住50周年記
念式典が開かれます。

 昭和30年代前半、政府が進めた移住事業により、夢と希望を胸に、遠く離れ
たこの国へはるばる海を渡って入植した日本人は1300人あまり。  

しかし、入植先に関する事前調査や情報提供が適切に行われなかったなどの
事情により、移住先は、石ころだらけの荒地などとても農業ができるような土地
ではなく・・・・、

くわえて移住先の社会の混乱と自然災害の頻発などの不幸なできごとが重なり
移住者の方々は長年にわたり、私たちの想像を超える大変な苦労をされました。
 この移住事業についての政府の当時の対応により、移住者の方々に多大の
ご労苦をかけたことについて、政府として率直に反省し、お詫び申し上げます。

そして、政府は、移住者の方々に対し、そのご努力に報いるためにも、特別一
時金の給付を行うことにしました。

 日本人は、真面目で勤勉、約束を守ると国際社会の中で信頼されています。

これは、気候も違う、言葉も違う、風習も違う、食べ物も違う、そういう海外の地
で現地の人以上に努力している移住者の方々の行動、そして、海外に出ている
企業の方々の活動があるからこそ築かれた信頼だと思います。

 移住者の方々が困難を乗り越え、努力を重ね、日本とドミニカ共和国の友好
関係の発展に寄与してこられたことに深い敬意を表します。

これからも、日本とドミニカ共和国の両国が友好裏に発展していこうという思いの
うちに50周年の記念式典が開かれることになり、本当に良かったと思います。

両国の人々による温かい祝賀となることを期待しています。
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ●手作りの町おこしを・・・ 地域担当相 中馬弘毅   


 今回は、私が見てきた最近の「町おこし」を紹介いたします。

 まず、「昭和の町」を紹介します。大分県の豊後高田市では、寂れた商店
街を、「昭和30年代」をテーマとした「昭和の町」に再生していますが、
よくある税金を投入した再開発やテーマパークとは対極の取組を行っていま
す。

 個々の商店が、アルミ看板を取り払って後ろに隠れていた昔の看板を表に
出す、サッシ戸を木製に戻す、蔵や倉庫に眠る昔の日用品や玩具を店頭に並
べる、駄菓子屋を開くなどアイディアを絞り、コストをかけずに手作りの
「町おこし」を進めています。



 私も、地域再生の仕事を通じてお手伝いをさせていただいている関係で、
先般お伺いし、昔懐かしいコロッケやアイスキャンディーを食べながら、昔
のテレビなどが並ぶ店を覗いて回りました。通りは買い物客や観光客で賑わ
っており、そして何よりも、商店街の皆さんが生き生きとしていたのが印象
的でした。

 次に紹介するのは、「どぶろく特区」です。これは、私の担当する構造改
革特区を活用して、農家民宿などで酒税法の規制を外して「どぶろく」を製
造、提供できるようにするものです。最初に特区となった岩手県の遠野市で
は、どぶろく目当ての観光客が急増したそうで、過日私がお伺いした宮崎県
の三股町でも、製造が追いつかないほどの活況でした。

 現在、全国に58の「どぶろく特区」がありますので、近いうちに「全国
どぶろくツアー」もできるか?と夢を膨らませております。

 また、最近では、東京の下町谷中の「澤の屋」旅館を訪ねました。ここで
は、長期滞在の外国人旅行者に部屋と朝食だけを提供し、他の食事
は近くの食堂や居酒屋を紹介し、日用品などは地元商店街で買い物をしてい
ただくことにより、外国人の方に日本の下町情緒を味わってもらうと同時に、
町の人達との交流も盛んになっています。

旅館では、商店街の英語マップを作る、商店街の歩き方を案内するなど様
々な工夫が行われていました。

商店街でも、外国語の案内やメニューを置く、盆踊りや花見、もちつきなどの
行事に外国人旅行者を招待するなどの取組が行われており、行政に頼らない
で「町おこし」を行っている様子は、非常に頼もしく力強く感じました。

  旅館では、商店街の英語マップを作る、商店街の歩き方を案内するなど様
々な工夫が行われていました。商店街でも、外国語の案内やメニューを置く、
盆踊りや花見、もちつきなどの行事に外国人旅行者を招待するなどの取組が
行われており、行政に頼らないで「町おこし」を行っている様子は、非常に
頼もしく力強く感じました。

メールマガジンにはその他の記事がありましたが私が特に注目した記事を載
せました・・・