海老芋は親芋も子芋も種芋として使えるそうです。親芋が痩せ細って子芋が育つ訳ではないようです。種芋が親芋になるのではなく、種芋の上に親芋ができ、その親芋に子芋ができるのだそうです。種芋は痩せ細り、消滅するのだそうです。普通の里芋とは違うようですね。
種芋の植え時は4月頃だそうです。それまで種芋にする芋を保存する必要があります。自然界では親芋、子芋は土中にあって来年の発芽期を待ちます。自然界より保存性を改善すればいいことになります。大地が湿った状態で凍結すると、芋も凍結し、組織が破壊されると想像できます。そこで乾燥状態で大地が凍結しなければ冬は泥の中で生き残るのではないでしょうか。
いただいた海老芋です。数は多くありません。親芋、子芋をそれぞれ1個ずつ、種芋として残すことにしました。庭の一角を耕し、穴をあけて芋を入れ、その上に泥をかけ、その上にガラス板を敷き、ガラス板の周辺の泥を取り除いて低くし、雨が降っても水が芋に行かないようにしました。これで冬の夜など寒いときでも芋は凍結をまぬがれるのではないかと思います。木枠をつくってその上にガラス板をのせるとミニ温室をつくったことになります。木枠なしでも十分でしょう。単純なやり方ですが、実験します。日当りのいいときはガラス板を取り除きます。(追記)夜は念のためガラス板の上に古くなって捨てた板、絨毯などを保温のため敷くと防寒になります。
家庭菜園でも実験する楽しみがありますね。
(注)YouTubeには海老芋の保存法がたくさん紹介されています。勉強になります。海老芋は栽培対象として注目品種のようです。おいしくて、食感がなめらかでかつ煮崩れしません。高級里芋ですね。神奈川県西部の開成町の里芋の一種、弥一芋が、最近テレビで2回とりあげられ、糖度がブドウ並みと言われて、話題になり、需要が急増し、市場が横浜にも広がってきたようですが、実は海老芋も広がってきています。弥一芋と海老芋は強敵同士になりそうです。
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