西洗公園は街区(まちなかの)公園で、規模は小さいが、バランスがとれた非常に人々の居場所、活動場所として効用の高い公園です。4月下旬、5月上中旬はベストシーズンです。新緑が皆様を歓迎します。
私はこの公園の園丁と思っています。園丁として仕事をしていますが、同時に公園を居場所にして至福の時を過ごしています。
この写真の場所は、公園南門を入ってすぐ左手に位置します。奥に見えるのが日限山中で、藤棚があり、今、花が咲いています。昨年の今頃は、この場所は、地面に平面性がなく、しかも木の根が至る所露出し、雑草が茂っていて、足場が悪く、子供達は、あまり近づきませんでした。
しかし柵の外側、道路沿いの公園のへりは芝生が残っていて、ここを整地すれば芝生が内側にひろがり、芝生におおわれた気持ちがいい居場所になると予想し、昨年、精力的に木の根を除去し、高きをけずり、低きに土をいれ、とりあえず、今は土面ですが、平面化できました。植わっている2本の木はコナラです。今日12時頃の写真ですが、木蔭になっています。木の根元に腰をおろし、持参のミルクコーヒーを飲んで、作業の休憩をとりましたが、こずえを吹き鳴らす風の音、耳の近くを吹き抜ける風の音が、音楽となって私を楽しませてくれました。風は涼風です。木々の緑、空の青は最高の彩りです。
公園北側の運動広場から南側の樹林地を見た写真です。バランスがいいですね。奥深さを感じるでしょう。
中央階段をはさんで両側はオオムラサキツツジの植込みです。この公園づくりを担当した園芸土木会社は、園芸の知識なく、オオムラサキツツジの植え方を知らなかったようです。土の管理ができず、最近は花が咲きません。
東京文京区に根津神社があります。3000本の種々のツツジが植えられ、今年も見事な花をつけました。ツツジは一本々々手入れできるようになっています。私のふるさとにも美しいツツジ公園があります。やはり一本植栽ですね。幅広の大きな植込みになっていません。西洗公園のツツジは手入れができません。一本植栽、あるいは一列植栽になっていません。
根津神社つつじ苑 (出所)根津神社
一本植栽、一列植栽の集合になっています。園丁がきちんとすべての木株を管理できるような植え方になっています。
横浜市では今日(こんにち)もオオムラサキキツツジの大きな植込みを、歩道上、学校などの庭園につくっています。学問しない園芸土木会社が多いですね。横浜市も緑アップと言いますが、維持管理を考えていませんね。学問していませんね。
オオムラサキツツジは一本植栽でも、非常に大きい株になります。植え込みのような形になります。
西洗公園で公園南東端のオオムラサキツツジは一列植栽になっています。
花付きは多少いいですね。根元の土を今年改良したいと思っています。