Design Manhole Cover

Design manhole cover that gathered throughout Japan

司馬遼太郎「功名が辻」にみる千代のコーチング 11

2006年02月28日 | 読書
姉川の決戦から足かけ四年元亀四年(1593)になっても小谷城は落ちない。

伊右衛門はこの間いくつかの武功を立てた、が、岐阜の家には帰っていない。

千代からは度々手紙が来た。
千代は手紙上手である。

「あっははは」と、伊右衛門が美濃紙を見てひとり笑いしているときは、大抵、千代からの手紙を読んでいるときである。
「吉兵衛、新右衛門らもこれを読め」と、見せてやる。
吉兵衛は字が読めないので、新右衛門が朗読してやる。

千代の手紙には、さしたる用件は書いておらず、いわゆる描写主義である。説明主義ではない。
たとえば、いつもツクバイのそばに雀が三羽来るが、ある日、千代は米粒をツクバイの上に置いてやった。
すると四羽来た。
四羽目の雀は、顔が吉兵衛どのに似ていた。それが大変な慌て者で、米粒をついばもうとして慌ててストンところんでしまった。
雀がころぶはずがない。
「いや、本当なのです。千代が確かに見たのですから。そのおかしいかっこうったら」
と、千代が大まじめで、自分で自分の笑いを堪えているような文体で書き送ってくる。
吉兵衛、新右衛門の妻達、それぞれの子供らの言動も、千代の筆を通して伝えてくる。
みな元気いっぱいに暮らしている様子が、眼で見る以上にわかるのだ。
千代は、新参の郎党たちの里まで訪ね、里の様子を書き送ってくる。これも人の動きが描写されていて、じつに楽しい。
伊右衛門の家来達は、みな千代の手紙を待ちかねるようになっていた。
(おもしろいおなごだ)
遠く戦陣にいて、伊右衛門は千代という自分の妻の新しい面を見たようなおもいがしている。
が、千代には千代の魂胆がある。
この手紙で、夫の伊右衛門の家来を結束させ、団結させ、手足になって働いてくれることを期待しているのだ。が、手紙の文面は、そういう意図がまったく感じられないほどにみなを楽しませてくれる。
「これは伊右衛門様にだけ」という手紙もある。
夫婦の想い出などをちらりと書き、思わず伊右衛門をして千代の肉体を、その匂いまで眼の前で感じさせてしまうような書き方をしている。
恋しいとか、夢の中でお逢いしている、とか、そんなことを書いているくせに、帰ってきてほしい、とは、いつも書いてない。
伊右衛門には、帰休させてもらえ、とは決して書かない。
むしろ、
「ご運というものは、えてして時はずれに来るものでございますから、お城をお空けあそばしませぬように」などと、書いている。

ところが、元亀二年(1571)十二月のおしつまったころ、急に木下藤吉郎が伊右衛門を呼んだ。
「急に岐阜からお召しがあり、一両日、城をあけてわしは変える。ついて来ぬか」と言ったのだ。
(あっ、千代の顔が見られる)
伊右衛門は、思わず腰を浮きたたせたいほどに喜んだが、ふと、千代の手紙を思い出した。
ご運は、時を見さだめずに来るものでございます。岐阜に帰ろうなどと思わず、片時もお持ち場をお離れ遊ばすな。
ということだ。
伊右衛門は、千代の言葉に信仰を持っている。ひょっとすると、藤吉郎について行った後に何かがあるのではないか、と思い。
「折角ながら、殿の留守を狙って敵が押し寄せるでありましょう。武士の宝は、敵陣にござる。それを見捨てて岐阜には帰れませぬ」
「伊右衛門、功名、功名もよいが、少しゆとりを持ったらどうだ」
と、藤吉郎は厭な顔をした。折角のこちらの好意を、と興醒めしてしまったのだ。
(この男の女房のほうが、はるかに、人としての肉付きが豊だ)
と、藤吉郎は千代の顔を思い浮かべた。
つくづくと思うのだ、あの千代の夫なればこそ伊右衛門に眼をかけてやっているのではないか。
「まあ、勝手にせい」
藤吉郎は、二十九日に、騎馬五十人をつれ岐阜へ去った。

年が明けた元亀三年(1572)にわかに浅井方が大軍を催して横山城を取り囲んだ。浅井方としては久し振りの反撃であった。

つづく

千代のコーチングの心配りは、伊右衛門の家来にも及んでいた。娯楽と情報の乏しい当時では、千代の手紙は現代の週刊誌や情報誌の様な役割を果たしたのかも知れません。
そして、千代の手紙の教えを守り、伊右衛門は城に残った。

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クリエイトSD

2006年02月27日 | 情報日記(スーパー他)
近所にこんなお店が開店しました。

クリエイトSDは以前から知ってましたが・・・。
こんなに、グロサリーが充実してるとは思ってもいなかったですよ。

私が知ってたのはお米やペットボトル飲料、カップ麺、菓子なんかが、店の片隅に置いてある程度だったんですが、今や、店内の半分はグロサリーです。
そして、パン・牛乳・豆腐・納豆・麺・漬け物などのデイリーや酒まで置いてるじゃないですか。

これだと、もう、グロサリーストアですね。
今でも、アイスなんかは扱ってるんですから、冷凍食品を扱う日も近いんじゃないでしょうか。

近くのスーパーの店長さんと本部の方が店内におりました。
結構影響を受けているようです。
今後の競合店対策、どう対応していくのかを、楽しみに待ってますよ。

今日は取り敢えず、超お買得品だけ、買ってきました。

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追記(3月5日)

今日、覗いてきたら、冷凍食品もしっかり売ってました。
リーチインケース(ガラスの扉を開けて商品を取るタイプ)が壁面に有ったのを見逃していました(恥)

埼玉 嵐山へ

2006年02月26日 | 情報日記(スーパー他)
朝から雨です。
今日一日、雨の予報だ。
それでも、出掛けるのは、病気だからだな。

エコス拝島店
東京都昭島市松原町3-5-1
電話 042-500-4800
今日は日曜なので、9時から朝市です。

エコス拝島店の向かい側にあるお店、まだ10時にならないので開店してません。
イトーヨーカドー拝島店
東京都昭島市松原町3-2-12
電話 042-543-5511


エコス中神店
東京都昭島市中神町1380-5
電話 042-500-0844
今日は日曜なので、9時から朝市です。


玉川上水
雨の中、傘もささずに、玉川上水に架かる天王橋の上から、川面を眺め佇む旅人がひとり・・・。カメラのシャッターを切ったら、そそくさと車に乗り込み走り去った(だから、どうしたって言われても・・・、どうもしませんが)


オザムバリュー牛浜店
東京都福生市牛浜120-2
電話 042-539-7511


マルフジ福生店
東京都福生市武蔵野台1-9-8
電話 042-530-1551


ベイシアへ行こうと思って、ここまで来たのに、駐車場の警備員があっち、あっちってさかんに誘導するもんだから、ベイシアの駐車場に入れずベイシアからどんどん遠ざかってしまった。Uターンしようにも、ベイシア渋滞で対向車線に入れない。
そんな訳で、ここに入りました。
ヤオコー嵐山バイパス店
埼玉県比企郡嵐山町平沢土地区画整理地内31街区10
電話 0493-61-1531
久し振りに来ましたが、相変わらず良いお店です。
接客も立派です、訳の判らないことを言うお客(私)にも丁寧に応対してくれました。


渋滞の道をベイシアに向かいました。

ベイシアフードセンター嵐山店
埼玉県比企郡嵐山町大字平澤字遠道800-1
電話 0493-61-1122
2月23日(木)に、カインズモール嵐山内にオープンしました。
旧カインズ嵐山店から、西へ1.4km位のところです。(嵐山にベイシアはありませんでした)
ヤオコー嵐山バイパス店からは、1km位ですね。

ベイシアのスーパーセンターではなくて、カインズのモール内にあるので、ベイシア自体は850坪ぐらいです。
店内は、ベイシアの安ければ良いだろう!ドーン!って感じがしません。
以前からの高い天井は同じなんですが、なんか、小洒落た明るくて清潔感が有る売場になりましたね。
ドデカエンドとか大量箱積み、ストック棚のような什器がなくなったから、そんな感じを受けるんですな。
それでも、衣料品には執着がお有りのようで、レジ前に持ってきてました。

さて、帰りにどれぐらい「ベイシア渋滞」してるのか計ってみたら、なんと2.7kmの渋滞でした。
1車線の道路から、右折入場は無理がありますよ。これは、ちょっと入場車両の規制をしないといかんだろうな。どうなの埼玉県警。


ギガマート上安松店
埼玉県所沢市上安松1034-1
電話 04-2998-7188
ビッグエイト上安松店跡の出店


さえき若松食品館
東京都府中市若松町4-36-2
電話 042-366-6610


さえき是政店
東京都府中市是政4-1-7
電話 042-358-1222


オザム調布多摩川店
東京都調布市多摩川2-29-52
電話 0424-43-8601

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マルエツ大和中央店

2006年02月24日 | 情報日記(スーパー他)

大和市中央1-4-19
電話 046-260-2211
営業時間 10:00~01:00(深夜1時)
2階は、フィットケアデポです。加工食品を置いているが、滅茶苦茶安い。
フィットケアデポもスーパーの競合になるんですね。
しかし、化粧品の匂いが漂う売場に置いてある”米”はどうも・・・、私しゃあんまり買う気が起きませんな。
それでも、極安の品をしっかりとゲットしてきました。

神奈川のスーパーマーケット
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コンビニで

2006年02月24日 | 身辺雑記
メール便を出しにコンビニへ出掛けた。

封筒を差し出し、
「前回は私が出したメール便が、自宅に届いたんですよ、注意して下さい」って、レジのおばさんに話し掛けた。

どういう脳の仕組みになっているのか、このおばさん、封筒の宛名の所を指さして、
「ここに、自分の名前を書いたんですか」なんて、不思議なことを口走った。

私しゃ、ここへ懺悔をしに来た訳じゃないんだから、何であんたに、わざわざ自分の間違いを告白しなきゃならないんだ。
「お許し下さい神様。実は前回、メール便を出すときに間違えて、宛名の所に自分の名前を書いちゃったんです。もう、こんな間違いは繰り返しませんから、お許し下さい」なんて、言えばいいのかね。

そうじゃないだろ~、ってことをアピールすべく、封筒の宛名を指先で叩きながら、
「宛先には『様』って書いてあるでしょ」
封筒を裏返し、
「こっちが、私の名前ですよ。『様』なんて付いてないでしょ。運送業者の人が言ってましたよ『シールがこっち側に貼ってあったから、こちらに届けたんです』ってね、だから、『最初に注意して下さい』って言ったんだよ」

大体、住所を確かめれば、メール便をこんなに遠くの人が、こんなに近くに出すわけ無いんだから。

このおばさん、メール便のシールを何処に貼れば良いのか知らなかったんじゃないのかって疑りたくなるよな。
仕事なんだから、チャンと確認してやってくれよな。


その後、確定申告の書類を持って税務署へ提出してきました。
昨日は、あんなに混んでいたのに今日は提出場所に数人しか列んでいません。
十二時三十分ですからね、もう、昼休みなんですね。
昼休みの時間でも、係の人が受け付けてくれていました。
以前に良く聞いた、税務署の不親切ってのは、今では無い様ですな。

目に見えない部分は判りませんが、窓口は随分良い対応になっていました。

アルバイト・パート任せの民間サービスレベルが低下していますが、お役所窓口業務のサービスレベルは向上してきたように思えます。
やっぱり、遣える人件費の違いでしょうか・・・。

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ダイエー十日市場店

2006年02月23日 | 情報日記(スーパー他)

横浜市緑区十日市場町818-2
電話 045-981-8911
営業時間 10:00~22:00
改装して綺麗になってました。改装前の暗いイメージが一掃されて、従業員にも活気が出ていたましたね。
惣菜コーナーの大皿に盛られた料理が良い感じです。味は判りませんが見た目が食欲をそそります。

そうてつローゼン十日市場店
横浜市緑区十日市場町807-1
電話 045-988-0517
営業時間 10:00~23:00
まあ、向こうは向こう、こっちはこっちって感じの商売なんですかね。
開店当初の高級志向から、少し庶民派に路線変更したんでしょうか。


工事中
ここに、来年ららぽーとが出来るんです。
地図

神奈川のスーパーマーケット
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確定申告

2006年02月23日 | 身辺雑記
去年1月に退職してから、働いて無かったので、サラリーマン時代のような年末調整をやらなかった。

働いてはいなかったが、年金や健康保険のお金は払わされていたんです。
そんな訳で、私は保険料控除をして、税金が少しでも戻ってくれば良いんだけど、などと思いながら、税務署へ出掛けましたよ。

税務署の受付で、「こんな訳ですが、私しゃどうしたらいいんですか」
なんてことを、聞きましたら「2階の会場へ行って下さい」ってことで、税金を払うのに『会場』ですか?状態で2階へ上がりました。

そしたら、成る程、会場ですな。
入口で、「はい、あの赤い旗を持ってる人の所へ行って下さい」って、言われてそこへ行くと「はい、ここに座って」なんて言われるんですよ。
3列に机が並べられ、椅子が60脚ぐらいありましたが、ほぼ満員です。

そこに数人いる、係のおじさん(と言っても私よりは、ずっと若い)が書類の書き方を教えてくれる。
係のおじさんは10人もいないので、どう書いていいか解らない人達は、可哀相におじさんが来るのをひたすら待つしかない。

何を隠そう、私もそんな可哀相な人々の中の一人なんだな~、これが。
待つこと暫し、やっと来たおじさんを掴まえて、書き方を聞くと、このおじさんがこれまた、えらく親切丁寧に教えてくれるんですな。
「ここの、数字をここに書いて、ここにはこの数字、ここに住所と名前」なんてね、実にどうも親切なんですよ。

書類を書き上げて、待ってると別の人が回って来て、全部チェックしてくれて「はい、じゃあ、これを持ってあそこへ行って」なんてことで、次の所へ異動。

書類を渡して、椅子に腰掛けて呼ばれるのを待ちます、そこにも20人位待ってました。

ここには、タッチパネルって呼ばれるコンピューター端末が十数台ありまして、各台に一人ずつ係員が付いてました。
アルバイトのおばさんやおねーさんも数人係員をやってます。

やがて名前を呼ばれて、そのタッチパネル係員の所に行って、座っていると、係員がパネルを操作して、書類を作ってくれるんです。
その間、私しゃ、ボーっとパネルを見てるだけで良いんです。
そして「書類が出来ました」って、言われて、「こことここに書き込んでから、1階の窓口へ書類を出して下さい」ってことでした。

もの凄く簡単だし、皆さん親切ですね~、なんて感心したり喜んだりしてたんですが、戻ってくる税金を振り込んで貰う銀行口座の番号が解らない(泣)

まあ、いいや、こんなに簡単なんだから、今日は家へ帰って明日書類を出しに来よう。

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初ミクシィ

2006年02月21日 | 身辺雑記
勉強しなくっちゃ行けないのに、ブログをウロウロしてたら、ミクシィが気になってしょうがない。
nappara氏にお願いして、招待して貰った。

ソーシャルネットワーク、ね~、面白そうですな。
まあ、私の場合は、健全な意識で参加している場ということもあって、ビジネスの話をやりとりする「社交的な」コミュニティで、人間関係が広がって行けば良いかなと考えてるんですが、どうでしょうか。

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東京でお勉強

2006年02月18日 | コーチング
コーチングのお勉強です。

これまでの、お勉強の中で、今回のお勉強が最も参加者の熱気があり、そして、緊張感があり、大きな成果を得ることが出来たと思いましたよ。
なんせ、日本各地から、五十数名のコーチを目指す方々がお集まりになっているんですからね。
皆さんのコーチングに取り組む姿勢を聴いているだけで、「私も頑張らなくっちゃ」って思っちゃうんです。

昼食は、会場近くのレストランで、食事をしながらコーチングのお話しを伺ったりしゃべったりでした。
若い方達と年齢を超えて、横並びの感覚でお話しできたことや、コーチングの手法、クライアント獲得事例のシェアまでして頂いたりで、凄く楽しいランチタイムでした。

「同じ目標を持つ仲間がいるんだ」って、思えることは人を勇気づけるものなんですね。
私は、孤独になりがちな、企業戦士の方々のお力になれるコーチでありたいと思っています。

やる気がある、スキルもある、だけど仲々認めて貰えないと不満を抱えている方は、もう、手遅れかも知れませんが、藁をも掴むような気持ちがあるんでしたら私にご連絡下さい。(たぶん、藁よりは頼りがいがあると思いますよ)

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司馬遼太郎「功名が辻」にみる千代のコーチング 10

2006年02月14日 | 読書
ある日、伊右衛門は城籠もりのつれづれに馬を引き出し遠乗りをした。
の街道脇に茶店が有ったので松の木に馬を繋ぎ、
「湯漬けが所望じゃ」と、よしずの陰に入った。
腰をおろすと、横に若い薬売りが居る。色の白さ、京者らしい。
それが、笑いかけてきて、
「ここに見えられると思うて、後をつけ、先回りした。先夜はどうも」と、なれなれしく言う。
「汝は何者じゃ」
「解らぬか、望月六平太よ」と、言ったから、伊右衛門は、一瞬顔から血が引いた。
「また、やる気か」
「いやいや、やらぬ。あのとき、わしはいつかおぬしを訪ねてゆくと約束した。おぬしが気に入ったからだ。それに、小りんの体を通じて、お互いに他人ではない」
さらりと言う。
「ところで、話がある。湯漬けを食ったら、裏の桑畑まで顔を貸してくれんか。いやいや悪い話ではない。おぬしが喜ぶことだ」

六平太は言った。
「城内の我々伊賀組が五十人で、日を決めて城に火をかける。同時に織田方が、攻めかかれば、落城うたがいない。おぬしが、うん、と言えばわしはやる。落城に工作したとなれば大手柄、二千石は間違いないぞ」
「その代償に何が欲しいのだ」
「おぬしの魂がほしいのさ。おれに売らぬか、浅井の小谷城と引き替えに」
「魂を売ればどうなるのだ」
「いや、簡単なことだ。われわれ甲賀衆は落城とともに立ち退く。実を言えば次の仕事が待っている。中国の毛利が大阪の本願寺と同盟して、織田家の勢力を摂津で食い止める防衛戦を準備している。わしらは、こんど毛利に雇われることになったのさ。われら甲賀者は、浅井家の譜代でもないのに城と共に焼かれてはかなわぬ。そこで、毛利へ行く。毛利へ行っても織田が敵だ。だから、おぬし、わしが時々会いに来るから、織田方の機密、軍略、うわさ、鉄砲の数、武将どもの間の仲の良さ悪さ、全てを教えてくれぬか。たとえば木下藤吉郎と明智光秀は仲がよろしくない。柴田勝家と丹羽長秀はどうか、などと云うことさ」
「魂を売れ、とはそのことか」
「どうだ」
「六平太、今度はわしの言うことを聴いてくれるか」
「聴くとも」
「わしは、おぬしが見抜いた通り、功名の餓鬼かも知れぬ。おぬしはそういうわしの弱みに乗じてこの話を持ってきたのであろう」
「まあ、そうだな。いいか、甲賀者は口が固い。おぬしが今後織田家の機密を漏らしている、というようなことは、おぬしの生涯ひとには知れぬ」
「しかし六平太、確かにおれは功名をたてたい、立身はしたい。したいが、まあ、あれだな、・・・・・・つまり、よく出来たことに小心な男だ。そんな芸当は出来ぬさ、ことわる。おれは真昼間の太陽の下で功名をたてる。そういう男でないと立身は出来ぬ、とおれの女房殿が言うた」
「女房殿?」
「とにかくことわる。しかし六平太、このこと、金輪際、他言せぬ。ここで別れよう」

つづく

「真昼間の太陽の下で功名をたてる。そういう男でないと立身は出来ぬ、とおれの女房殿が言うた」こんな時にも、千代のコーチングが生きている。

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ブックマーク追加&整理

2006年02月12日 | 情報日記(スーパー他)
ネットサーフィンをしていたら、偶然に辿り着いた、オカカトトさんのブログ「スーパーマーケット散歩はいかが」です。
業界人ではない、フツーの主婦の方ですが、スーパー巡りがお好きなようです。
定点観測風に、東京都内の数店のお店が登場してきます。
消費者からの声として、独りよがりになりがちな、業界関係の方々には読んで頂きたいかなと思っております。

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スーパーで、従業員が1億5千万円分の買い物?ポイント詐取

2006年02月11日 | 情報日記(スーパー他)
女子大生ら5人 1億5000万円買い物…ウソ sankei webによると、
勤務先のスーパーで計一億五千万円分の買い物をしたように装い、約百五十万円分のポイントカードを不正に作ったとして、警視庁は有価証券偽造の疑いで、東京都荒川区の私立大一年の女子学生(19)や会社員の男(18)ら、アルバイトやパート従業員だった十八-二十二歳の男女五人を逮捕した。
調べによると、女子学生らは昨年十二月十四日夜ごろ、アルバイト先の東京都荒川区東日暮里のスーパーマーケットのレジで、未使用のポイントカードを磁気カードリード・ライターに挿入し、八万五千ポイント分のカードを偽造するなどした疑い。
女子学生らは平成十五年十一月ごろから断続的に同じスーパーでアルバイトやパート店員として働いていた仲間。買い物をしなくてもポイントだけを入力できることを知り、犯行を思いついたという。約百五十万円分のポイントを使って、系列店で清涼飲料水やたばこ、化粧品など九十六万円分を購入していたという。--ここまで記事引用--

ひとくちに、ポイントカードと云っても、方式が何種類か有りますが、どの方式でも遣りようによっては、不正を行えるんですよ。
不正の方法を細かく説明することは、憚られますのでひかえますが、今回のポイントカードは磁気を使用したものらしいですね。
磁気方式の中でも、お買物券発行方式と現金還元方式があり、今回のはポイントをそのまま現金として使える現金還元方式ではないでしょうか。

1億5千万円の買い物は、法外として、1万円や2万円の買い物をしたことにして、100円、200円の少額を搾取していたら、気付かれなかったかもしれません。まあ、この人達も嘗ては少額の搾取から犯罪に手を染め始めたのかも知れませんが。
少額だったら遣っても良いって言ってる訳じゃありませんので、念のため。

エコカードと云う、買いもの袋を持参し、スーパーバッグ削減に協力して頂いた方に1回に1個スタンプを押し、20個溜まったらそのエコカードが100円分の買物券として使えるというものがあるんですが、嘗てそれを利用した不正が有りました。
店から持ち出したカードと印で、せっせと買物券を作りだし、他の系列店で使用していたんですな。

不正への誘惑に抗しきれない心に問題が有ることは確かです。
しかし、「不正への誘惑」を起こさせてしまう管理体制も見直しが必要でしょう。
こういった事件が起こると、真似してみよう等と思う不逞の輩は居るもんですよ。
犯罪者を作らないためにも、関係者の方々の善処を望みたいものです。

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山梨

2006年02月10日 | 情報日記(スーパー他)
天気が良かったのでドライブ。富士山をぐるっと回ってきました。

東名を富士で下り、富士宮を経て南部町へ、富士川を右に左に渡りながら北進。

JR身延線身延駅前
古い家並みを模した新しいお店が建ち並んでいます。


スーパーフジマキ身延店
山梨県南巨摩郡身延町下山11364-15
電話 0556-62-5525
こぢんまりとした、CGCのお店です。


富士川


セルバみのぶ店
山梨県南巨摩郡身延町飯富2309-200
電話 0556-42-6111
コメリ・ドラッグ・酒の河内屋等とのショッピングモール。
500坪店舗にしては、酒・ベーカリーが無く、売場を持て余し気味。輸入品を置いてましたが成城石井セレクションでしょうか?
御坂店と同じように通路表示に、この近辺の地名を利用しています。通路に地名を付けると、番号で表示するよりも地元の方には親しみやすいんでしょうか。
弁当とお茶を買って、休憩所で食べようと思ったら、休憩所には無料の給茶器が有るではないか。取り敢えず、無料の方のお茶を頂く。
スーパーの休憩所にしては珍しい大型画面薄型テレビが置いてあります。
食事をしながら、水戸黄門を観た。

富士吉田
富士山をバックにして、信号機に付いているオブジェを撮りたかったんです。


いちやまマート城山店
山梨県富士吉田市上吉田1726-1
電話 0555-23-1531
来る度に、はみ陳が多くなっている。綺麗なお店なんだから、もう少しなんとかしたらどうでしょうか。
ベーカリーでパンと珈琲を買い休憩。
自動演奏のピアノの横にカートラ(ロング台車)が2台、折角の演出も台無しです。


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