Design Manhole Cover

Design manhole cover that gathered throughout Japan

コメダでモーニングをやりながら

2006年02月06日 | 身辺雑記
本などを開いて、目を通していたんですが、隣の席の二人の会話が気になる。
本を読んではいるのだが、耳はそっちへ向いている。

三十前後の聡明そうな感じの話っぷりの女性と、五十代ぐらいの、この冬の寒さにも耐えられそうなほどに肉付きの良い、世話好きそうな話し方の女性の声が徐々に大きくなってきたからだ。

こう云う時は、つくづく人間で良かったと思いますよね。
だってそうじゃないですか、人間の耳って固定されてて、手で引っ張ったりしなければ、簡単には動かないでしょ。
これが、ウサギみたいな耳だったら、ねえ、耳が音のする方へ向いちゃいますから、直ぐに隣の席の人に見つかっちゃうじゃないですか、すると隣の席のおばさんが「あんた、何を人の話に聞き耳立ててんのよ、その長い耳向こうへ向けときなさいよ」なんてことに、なるんでしょうな。

まあ、私しゃ、ウサギの耳じゃなかったもんですから、知らん振りして聞いてました。

内容は、ごくありふれたことなんだが、その中で気になったのは、この若い方の女性と旦那が、この旦那の父親が社長の会社で働いていて、親子、嫁舅、関係が上手く行っていない、って、ことの愚痴話だった。
特に父親の、社長と息子のコミュニケーションの仲介役をさせられている、この嫁さんの苦労には同情できるところがあったので、本はそっちのけで、「ふんふん、それで、どうしたんですか」などと、質問をしたくなって困った。

聞いているだけで、解るんだが、兎に角、コミュニケーション不足です。
そして、ここで訳知り顔に話してるお二人も、コミュニケーション不足を口にはするのだが、それだけです。
コミュニケーションの取り方が解らないって言った方が正確でしょう。

そんな話を聞いていると、「あの実は・・・・」などと声を掛けたくなるのを必死に堪えました。
だってそうじゃないですか、喫茶店の隣の席の、何処の馬の骨とも知れない見ず知らずのおっさんに、声を掛けられたら、そりゃ~もう~ね~。
そんなとこで、変質者扱いにはされたくないんで、席を立ってきました。

当事者同士では、どうしても主観が邪魔して、客観的に見られないようですね。
囲碁で言う、岡目八目ってやつですよ。
対局者よりも、観戦者の方が先手まで読むことが出来るってことですな。

そんな訳で、喫茶店の隣席でのはなしは、「コーチングしたいストレス」にはなりましたが、コーチングのシミュレーションが出来たってことで、プラスマイナスしてもちょっとお得なひとときでした。

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