原発事故は「人災」と断定 国会事故調が最終報告
<報告書は地震、津波対策について、東電や経済産業省原子力安全・保安院などの規制官庁が「意図的な先送りを行った」と踏み込み、「何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、事故は明らかに人災」と断じた。>
国会事故調が、福一の事故は「人災」と断定した。
事前に対策をたてるチャンスがあったのに対策を怠ったということだ。
大飯原発では、ベントフィルターの設置や免震重要等建設の対策も何も立っていないのに、再稼働を許可し実行した。
事故調の指摘をなんとも思っていないようだ。
こんな政権に国を任せては置けませんな。
と云うことで、自分の想いを自分の声で言いたくて、メトロの国会議事堂前駅まで来ました。
メトロの車内はゆっくり座れるぐらい空いていたんですが、国会議事堂前駅に降りた途端、異様な雰囲気でした。
時間は、午後7時を少し過ぎていました。
改札を出ると直ぐに、改札の前から通行規制です。階段を上がるのは人数を区切って上げていました。外からの太鼓や笛、シュプレヒコールが轟いてきます。
漸く、地上に出たら雨でした。
あまりに人が多いので、自分の居る位置が分かりません。
歩道は人で溢れ、車道の半ばに警官が規制線を作っていましたが、人の多さに簡単に車道は人で埋まってしまいました。
何気なく人の流れの向いている方を向いて、声を上げてみる。
「原発反対!原発反対!」
行列は一向に進みません。
どうやらここは、衆議院第二別館という建物の前らしい。
一般のデモ参加者がカメラやケータイ、ビデオカメラなんかでデモの様子を盛んに撮ってます。
それにしても、報道カメラマンでしょうか、プロらしき人が沢山います。
こんなに沢山のカメラがあるのに新聞・テレビの報道の少なさったらどうしちゃったんでしょう。
デモは怪我人や大したトラブルもなく午後8時の終了時間を迎えましたが、なかなかシュプレヒコールは収まりません。
デモ責任者の方でしょうか、解散の説得をして歩いていました。
メトロの出口から100mの進めなかったです。
もう少し、首相官邸に近づきたかったですが、時計を見ると8時20分。
「今日はこれぐらいにしておいてやろう」
って、ことで、引き上げることにしました。
近くにいたおまわりさんから、「ちょっと貸してくれます」と、
トラメガをお借りして、
「皆さん、本日はご苦労様でした。解散の8時を過ぎましたので、今日はこの辺で終了にしましょう。また、来週集まりましょう。お疲れさまでした。」
「ありがとうございます。」とトラメガをお返ししました。
「ご協力ありがとうございました。」と、言葉が帰ってきました。
にっこり笑って一礼して、メトロの入口へ向かいました。
階段を下り、雨よけのジャンバーをたたみメトロに乗り込みました。
私は座席に座れましたが、前に立っている男性は下着までぐっしょり濡れていました。
「よく、参加されるんですか。」
「今日で四回目です。」
全く初めてお目にかかった方でしたが、まあ、同じ雨に濡れデモをした、濡れ鼠仲間って気やすさなんでしょうか。少しお話などした今日此の頃、皆様如何お過ごしでしょうか。