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博士が愛した数式

2006年02月01日 | 映画
公式HP

今日は、一日で映画の日です。
外は朝から、雨でしたが出掛けてきました。
「雨あがる」「阿弥陀堂だより」の小泉堯史監督作品だったので、期待して観に行った。
館内は、私より上の年代の方々で八割ぐらいの入りでした。
映画は、期待に違わず、しっとりとした雰囲気の心にしみ入るような作品でした。

数学教師のルート(吉岡秀隆)の寝癖の付いた髪型の可笑しさと、淡々とした授業風景に、こう云う、教師に教わってみたかったななどと思ってしまった。

ルートの子供時代(齋藤隆成)の演技が実に良かった。そして、吉岡秀隆の子役時代のような雰囲気を持っていたので、過去と現在の違和感がなく物語を観ることが出来ました。

交通事故の後遺症で、事故前までの記憶はあるが、現在の記憶が80分しか続かない元数学教授(寺尾聰)は、数学を愛し、子供を愛する心を持って、今の80分を生きている。

働き者の家政婦、杏子(深津絵里)は、ルートのシングルマザーだ。博士の症状を理解し心の交流を図ろうとする。「明日になったら忘れてるわよ」なんて、悲しいはずの台詞なのに、杏子の爽やかさで暗く落ち込みそうな場面も救われてました。
なんだか、いっぺんでこの女優さんが好きになっちゃいました。

未亡人で博士の義姉(浅丘ルリ子)は、過去を悔やみながら、今でも博士を愛している。それは杏子への嫉妬として現れる。浅丘ルリ子も随分老けたな、俺も歳をとる筈だ。

う~ん、役者も良いし、演出も良い。私しゃこんな映画が好きです。

清い、爽やか、心、真実、優しさ、そんな言葉がよく似合う映画でした。
★★★★★(5★満点で星5です)

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