シネブログ

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『ジュラシック・パーク III』

2007年03月23日 23時16分33秒 | 映画レビュー
製作年度:2001年
上映時間:-
監督:ジョー・ジョンストン
出演:サム・ニール 、ウィリアム・H・メイシー 、ローラ・ダーン 、ジョン・ディール 、マイケル・ジェッター 、ティア・レオーニ
オススメ度:★★☆☆☆

ストーリー:
パラセーリング中に遭難した少年を助けるため捜索チームがある島に向かった。しかし、そこはあの恐竜たちが棲息する島のすぐ近くだった。かつて、恐竜の島で恐怖の体験をしたグラント博士(S・ニール)。不本意ながらもチームに同行するハメになった彼の不安は案の定的中し、今までに見たこともない巨大で凶暴な恐竜と対峙することに……。



コメント:
う~~ん…どうも緊迫感が足りない。
その理由を考えてみると、恐竜が襲ってくるのが遅すぎるということに気付いた。
本作に出てくる恐竜はほとんどが肉食なのだが、「どうぞ今のうちに逃げてください」と言わんばかりの動きであるため恐怖感に欠けているのである。製作者側からすればせっかくCGで頑張って作ったのだからじっくり観てほしいという思いがあるのだろうが、それにしてもちょっとやり過ぎだろう。
あと恐竜を見せるだけでは何も感動が湧かないということに気付いて欲しい。最近の映画ファンはCG慣れしているということもあるが、もっと演出的に凝ったことをやってくれないと何の面白みもないのである。この映画で観れる恐竜は単なる自己満で作ったものに過ぎない。
また脚本も最悪。1作目のときと比べると明らかにおもしろくない。無理やり恐竜の生態に話をつなげて乗り切ったなという感じだった。また子供がひとりで2ヶ月間も島で生き残ったというのも現実味のない話である。やはり3作目までくるとネタが尽きたなと思わずにはいられないだろう。

とにかく総合的に観てこの映画は何のために作ったのかが疑問に残る。
内容的に心に伝わるものがないし、映像もありきたりなものである。
金儲けのために作ったのか?ただ勢いで作ったのか?
どちらにしろ駄作としか言いようがない出来であった。