シネブログ

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『ファイナル・デッドコースター』

2007年03月14日 00時19分47秒 | 映画レビュー
製作年度:2006年
上映時間:93分
監督:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド 、ライアン・メリマン 、クリスタル・ロウ 、シャーラン・シモンズ 、クリス・レムシュ 、サム・イーストン
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
ハイスクールの卒業イベントとしてやって来たアミューズメント・パーク。仲間たちと一緒にジェットコースターに乗り込んだウェンディは、その瞬間、壮絶な事故の予知夢を見てパニックに陥る。結局ウェンディと仲間たちは係員によって降ろされてしまうが、その直後、ジェットコースターは本当に事故を起こしてしまう。多くの犠牲者が出る中、九死に一生を得たウェンディたちだったが、免れたはずの“死の運命”は、形を変えて再び彼女たちを狙い始めるのだった…。



コメント:
言うまでもないがこの映画の登場人物はみんな順番に死んでいく。
それもあり得ないほど無惨な姿で・・・。
まあその死に様が売りのシリーズなだけに、今回もやりたい放題やってくれた気がする。
僕は1しか観たことがなく2は未見のまま本作を鑑賞したが、全くと言っていいほどストーリーに関連性はないので、3から観ても十分楽しめる作品だろう。
敢えて言っておくが、ここで使う”楽しめる”という言葉は、人の無惨な死を真っ向から”楽しめる”という意味で使うことにする。
なんたって他の意味での楽しみなんて期待してはならない映画だからだ。

とにかくこの映画では最初から最後まで人が死にまくる。
もう死ぬという結末はわかっているだけに、誰がどこでどう死ぬのかを想像しながら観ると楽しめるだろう。
とは言っても、作る側もかなり試行錯誤しているだけに、なかなか予想通りの死に方はしてくれない。
死がパズルのように徐々に迫ってくる演出には常にドキドキさせられっぱなしだ。
観る人全てが
「くるのか?くるのか?」「いやまだこない・・・」「うわっ!ここできたかっ!!」
という反応をするのがたやすく想像できてしまう。
僕もそんな観客のひとりに過ぎない。

本作ではとにかくスリリングな死を最後の最後まで味わうことができるだろう。
何も考えずただその死の順番を見届ければいい映画なのだ。
念を押しておくが、間違ってもグロいのが苦手な人、謎解きをしたい人などは鑑賞してはならない映画だ。