シネブログ

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『雨に唄えば』

2007年03月21日 19時10分23秒 | 映画レビュー
製作年度:1952年
上映時間:102分
監督:ジーン・ケリー 、スタンリー・ドーネン
出演:ジーン・ケリー 、デビー・レイノルズ 、ドナルド・オコナー 、シド・チャリシー 、ジーン・ヘイゲン 、ミラード・ミッチェル
オススメ度:★★★★★

ストーリー:
トーキーの出現でハリウッドは大騒動。それまでスターだったリーナ(ヘイゲン)もその悪声から将来が危ぶまれる。パートナーのドン(ケリー)はリーナの吹き替えに採用されたキャシー(レイノルズ)に目をつけ、親友のコスモ(オコナー)と一緒に、彼女を次代のスターに担ぎ出そうとする。サイレントから新たなる時代に突入した映画界の楽屋裏を軸に、ケリーとレイノルズのロマンスを描いた名作ミュージカル。



コメント:
観終わった後ここまで楽しくて踊りたくなるような映画が他にあるだろうか?
まさにミュージカル映画の最高峰と言ってもいい。
どしゃ降りの雨の中、『SINGIN' IN THE RAIN』をジーン・ケリーが歌い踊るシーンは今さら説明のないほどの名シーンだが、それ以外にもデビー・レイノルズ、ドナルド・オコナーが披露する歌と踊りはとにかくすばらしい。

ストーリーは、サイレントからトーキーに突入した映画界の楽屋裏を軸にドン(ジーン・ケリー)とキャシー(デビー・レイノルズ)のロマンスを描いている。
どの歌も違和感なく挿入されていて、舞台をフルに使ってのダンスは見応え十分。
個人的には、3人揃ってのタップダンス、ドナルド・オコナーの壁を使ってのバック転に感動した。
これは観てからのお楽しみ。
とにかくこの時代のスターは歌・踊り・演技の全てができる芸達者であることを画面中から感じ取ることができるのだ。
ストーリーはとてもシンプルで意外にもコメディ的要素があったりするので、最後まで気持ちよく楽しめる内容になっている。

多少作風的に時代を感じさせる部分があるのは確かだが、そんなことは全く気にならないほど素晴らしい作品だ。
この面白さは観てからこそ味わうことのできるものであるといえるだろう。
きっと観終わったあとについつい『SINGIN' IN THE RAIN』をくちずさんでしまう自分がいるはずだ。