シネブログ

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『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』

2007年03月09日 13時05分17秒 | 映画レビュー
製作年度:2005年
上映時間:103分
監督:ジョン・マッデン
出演:グウィネス・パルトロー 、アンソニー・ホプキンス 、ジェイク・ギレンホール 、ホープ・デイヴィス 、ダニー・マッカーシー 、ロシャン・セス
オススメ度:★★★☆☆

ストーリー:
父親譲りの天才的な数学の才能を持つ女性、キャサリン。その父ロバートは5年前から精神のバランスを崩してしまい、キャサリンはたった一人で看病を続けてきた。しかしキャサリンの願いも空しくロバートは一週間前に亡くなる。悲嘆に暮れるキャサリンのもとにロバートのかつての教え子、ハルが現われる。いつしか2人は恋に落ちる。そんな矢先、ハルはロバートのデスクから一冊のノートを見つけ出す。そこにはなんと、これまで誰も成し得なかったある定理の証明が記されていた。しかし、興奮するハルに対しキャサリンは、それは自分が書いたものだ、と思いがけない言葉を発するのだった…。



コメント:
デヴィッド・オーバーンのピュリッツァー賞受賞の舞台劇を映画化したヒューマンドラマ。

天才数学者の父を持ち、自らもその才能を受け継いだキャサリン。
天才と異常は紙一重だとはよく言うけれど、まさにキャサリンはそんな状態。
正常かと思いきやいきなり感情が高ぶって人当たりが悪くなる。
そんな情緒不安定な女性が主人公なだけに、正直あまり感情移入ができなかったというのが本音だ。
父親も精神のバランスを崩しているという設定なので、どれが本気でどれが冗談なのかよくわからないようなセリフが多かった気がする。
まあ”異常者”という設定を気にさえしなければ、それなりに良いことを言ってる気はするのだが・・・
配役が良かっただけに設定面が少々悔やまれる結果だった。

僕は基本的に数学が大嫌いで最初観るか観まいか迷ったが、別に数学のことで話が展開するわけではないので安心した(多少よくわからない数式が出てくるが気にしなくてもよい)。
一応、世紀の証明(プルーフ)を基に話が進んでいき、最終的には証明=人生というような感じに収まっている。
考え方次第ではとてもおもしろいストーリーだと言えよう。

ちょっと人生挫折したなぁという人にオススメの一本だ。