読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

ローレンス・ノーフォーク【ジョン・ランプリエールの辞書】

2006年10月15日 | ミステリー(翻訳)
ジョン・ランプリエールの辞書 (上)
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ジョン・ランプリエールの辞書 (下)
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『ジョン・ランプリエールの辞書』

 ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。

 ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。
 ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。
 ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。

 で、……。
 前半面白いです。途中から、うーーーーーってww
 が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。
 ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。
 次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。
 主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。


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