読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

寺田直子【ホテルブランド物語】

2006年10月15日 | ノンフィクション
ホテルブランド物語―人材を育てる一流の仕事とは?
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『ホテルブランド物語ー人材を育てる一流の仕事とは?』

 ホテル案内です。でも、その内側、というか働いてる人からのホテル案内?

 そこそこ面白かった。というか、作者のホテルへの愛情はしっかり感じられたので○。
 でも、じゃああそこのホテルがいいなぁと思うまでには、深く紹介しきれてないので、不満。
 ともあれ、ホテル業界も近年色々変わってきてるみたいです。
 水上コテージのホテル、いきたいなぁ。

DVD【交渉人 真下正義】

2006年10月15日 | DVD
交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産)
ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 49


交渉人 真下正義 スタンダード・エディション
ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 74


★★★★

 実はテレビで見たんだけどねww

 踊る大捜査線のスピンオフの第1弾。
 いつの間にか、警視庁初の交渉人というエライ人になっていた真下くんが主人公。

 面白かった。
 やっぱり、踊るは笑いのツボがよくわかってらっしゃる。
 そして、ユースケの棒読み、みたいなセリフがかえってよい。適材適所というのがよくわかる映画です。
 
 個人的には、八千草薫さまの上品な声とお顔が拝見できたので、嬉しかった。
 いいよねぇ、八千草薫。そこに立っているだけで、本当に薫香が流れてくるようだ。歳をとったらああなりたいものだ。

DVD【スーパーサイズミー】

2006年10月15日 | DVD
スーパーサイズ・ミー
レントラックジャパン (2005/07/08)売り上げランキング: 1,269


★★★★★

 一ヶ月、マドナルドを食べ続けるとどうなるか、監督自ら命をはった実験の全て。

 全然期待してなかったんだけど(<失礼)すごーーーーく面白かった。
 なんせ、ヒステリックじゃないところがいい。
 こういう、ある意味これは○でこれは×みたいに啓蒙するような作品って、どんどんヒステリックになるのが多い。でも、これはずっと冷静に描写しているのだ。
 よくがんばったよね、監督。
 中に、学校給食を取り上げてて、アメリカの学校の給食のひどさに、うげっとなった。
 お菓子と、ジュース、あとファーストフードみたいなのしかないんだよ。それは食事じゃないじゃん、って思わず画面に向かってつっこみ。
 でもって、そういうのを改善した学校も取材していて、そこはとにかく野菜を食べるようにしていた。改善後、生徒の態度が落ちついてきたんだそうだ。
 監督も、だんだん中毒みたいになってきて(砂糖や、満腹感で、脳内に快楽物質が発生し、それで中毒みたいになる)こういう食べ物を過剰にとりすぎるのがどれだけ怖いか、よーーっくわかった。
 でも、マクドナルドは子供を抱え込もうとしてるよんだよね。それは問題おおありだと思うよ、私も。
 
 最後のオチ(?)もとてもよかった。
 なので、これはぜひ見るべき映画だと思います。はい。

ローレンス・ノーフォーク【ジョン・ランプリエールの辞書】

2006年10月15日 | ミステリー(翻訳)
ジョン・ランプリエールの辞書 (上)
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ジョン・ランプリエールの辞書 (下)
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『ジョン・ランプリエールの辞書』

 ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。

 ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。
 ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。
 ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。

 で、……。
 前半面白いです。途中から、うーーーーーってww
 が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。
 ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。
 次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。
 主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。

アーシュラ・K・ル=グゥイン【ゲド戦記6 外伝】

2006年10月15日 | ファンタジー
ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝
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『ゲド戦記 外伝』

 ゲド戦記の外伝
 *カワウソ
 *ダークローズとダイヤモンド
 *地の骨
 *湿原で
 *トンボ
 の5編と、アースシー解説がのってます。

 実は、ゲド戦記で一番いいなぁと思ったのがこれ。
 きっと、アースシーの世界やゲドの生涯に共感を覚えるには、本編は短すぎるんだと思う。たとえば「デューン砂の惑星」って4巻だけど、時間でいうと10数年のことだ。が、新しい惑星の生態系から、政治構造、とか、とにかく丸ごと全部ってなるとそれぐらいの分量が必要なんじゃないかと。
 本編の竹を割ったような潔さ、それはそれでよかったんだけど、もっとシンクロしたいという読み手の欲求は不完全燃焼。
 なので、外伝読めてよかったよ。

 それにしても、ゲド戦記では、女性は家や男に縛り付けられている。ロークの学院にも「女だから」という理由で拒絶されている。
 やはり、こういうのが理不尽だと感じて欲しいから、あえてル=グゥインは書いたのだろうか?
 とにかく、不思議。
 つか、縛り付けられててもたくましい、ってところでジブリに目をつけられた気がしてならないところが、いや。
 ジブリの描くおばちゃんキャラ(ラピュタのドーラとか)好きだけど、あざといとも感じます。



ゲド戦記 全6冊セット