エル・ポティート

歌い手って、はじめからうまい、と耳が絶賛してしまうタイプと、いつしかつくづく感心してしまうタイプに分かれるようです。私にとって、ポティートは後のほうにはいります。

初めて聞いたのは、サウラの映画『フラメンコ』だったのですが、あのブレリアでは、ベレン・マジャが強烈で。（グリロもでてるんですが、ベレンばかりが印象に残ってる。グリロ・ファンにおこらっれそうだがけど）それでポティートのカンテはふんふん、ってかんじで聞いちゃいました。カンテの相方のドゥケンデが好みだったっていうのもあるんですけどね。

しかし、ビセンテやパコのCDにゲスト参加で、耳がとられちゃいました。特にパコのは好きだったりする。そんなところにタイミングよくKちゃんがベスト版を貸してもらいました。節まわしの微妙な感じなど、なんともすてき。なんでこれがはじめからわからなかったんでしょうね。単に好みが変わっただけなのかしら。

新作はKちゃんがその他たくさんの気になるカンタオールの新作ともども大人買いするということなので、4作目のエル・ウルティモ・カンタオールか、声変わり前ですが、志風さんが絶賛しているアンダンド・ポル・ロス・カミノスを買おうかと思ってます。アンダンドなど、パコ・デ・ルシア、トマティート、ビセンテ・アミーゴ、モライートっていう伴奏陣だけでも買い、って感じですね。ま、ダブらないのをゲットするつもり。