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田路真由美フラメンコ・コンサート

2005-12-16 23:31:11 | ダンス
神戸文化ホール19:00開幕のを見てきました。阿藤久子フラメンコ舞踊団のコンサートは前回のsigloを含め4回目ですが、今回が一番よかったのでないでしょうか。

まず構成がよかったんです。ソレア・ポル・ブレリアスで四人の群舞の中に田路さんが登場して、そこから自然な流れでソレアのソロにはいったり、ラファエル・デ・ウルトラのカンテとインマクラダ・リベロの美しいギターでアレグリアスの演奏があったのですが、よく聞くアレグリアスとはちがい、出だしの「ティリティトラントラン・・・」ってやつがはじめになかったんです。省いたのか、と思っていたら、最後の最後にはいって、そこから踊りのアレグリアスに続く、という絶妙なつながり。曲も一部がソレア・ポル・ブレリアス(群舞)、ソレア(田路ソロ)、カラコレス(群舞)、アレグリアス(ラファエル・デ・ウルテラのカンテソロ)、アレグリアス(ベタンソスのソロ)、二部がタラント(パレハ)、ブレリア(インマクラダ・リベロのカンテソロ)、アレグリアス(田路ソロ)、シギリージャ(ベタンソスのソロ)とバラエティがありながら、ところどころでつながるという組合せでした。曲数が多くなかったので、全部で2時間程度、という上演時間もよかったですね。見ているほうも最後まで集中できました。

田路さんは、脚もよくふめるし、回転がシャープにきまる、など、もともとテクニックのある人で、ソレアやシギリージャなど、タブラオで重い曲を踊っている印象が強いです。小柄な人のせいか、大きな舞台にでると、タブラオで踊ったときよりもやや見劣りがするように思っていたのですが、今回はちがいました。最後までテンションが切れず、見ごたえがありました。体の遣い方が昔とちがっていて、全身で音楽にのせて踊っているふうに思いました。回転にしても、軸のもってきかたの種類が増えたような・・・パレハのときに体の動かし方に共通のものを感じましたので、ベタンソスの影響が大きいのでしょう。

前回3回は、ホアキン・ルイス、エンリケ・パントハ、エル・グイトでしたが、今回はマヌエル・ベタンソス。最高でした。ベタンソスについてはまた明日、続きを書きます。たくさん書いたのを操作ミスで消してしまったのです


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