マヌエラ・カラスコ ソレア

Manuela Carrasco por Soleá.


数年ぶりにマヌエラ・カラスコの公演を見てきました。シンプル、パワフル、といった舞台で、共演者もすばらしいのですが、あいかわらず男性陣に囲まれ、あざやかな紅一点の女王様ぶりの踊りは圧倒的でした。

男性陣が脚の強い人たちが多かったにも拘わらず、ちっとも負けない。独特の男性的な腕の突き上げ方、などなど基本的に男性的な踊りをする人なんですよね。が、あの地にぴた～っとついたかんじなどは女ぶりの重みで、どちらのよさも持っている人なのでしょう。安定感がすごいし、集中力も高い。特別複雑なことはしていないんですが、やはり別格の存在かと思いました

以前に見たときよりもやややせていたかもしれません。さいごは当然、十八番のソレアだったのですが、衣装は黒のブラウスに黒のフリルのファルダ。中がこっていて、薔薇の花柄の黒のペチコートで、いつものようにまくりあげず、靴はゴムのついた赤で通していました。衣装もなかなかよかったです。


今日、掲載している画像はいつのなんでしょう。鮮やかなブルーが美しい。ソレアといいつつ、カラスコはけっこう派手というか、鮮やかな色の衣装を着ることも多いんですよね。