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ソチ・オリンピック開幕

2014-02-08 | ほかの話

関東では久しぶりという大雪の中、日本より暖かいらしいソチで、冬季オリンピックが始まりましたね。

家の庭、お昼すぎに撮った写真ですが、夕刻にはもっとこんもりと雪に覆われていましたね。

今朝、オリンピックの開会式を見ながら、聖火台に駆け上がる炎にはテンション上がりました。

オリンピックは大好きな陸上競技のある夏も、冬もどちらも大好きですが、特に冬のオリンピックには思い入れがあるんです。

 

 

昔からこちらのブログをご覧いただいている方はご存知のことですが、私、仕事上のストレスでうつ病になったことがあります。

その年の7月、急きょ異動になり、8月とは思えないくらい、ほぼ毎日、会議やらミーティングやらがあって、その準備と運営と報告書作りと、その他にも次から次へと仕事が上から降ってきて、どれほど残業しても終わりの見えない状態に、気づけば無気力感に覆われていました。PCの前に座ってキーボードの上に手を置きながら、すべきことが出来ない状態になっていて、なぜこんなに仕事が出来なくなってしまったんだろうと、「自分の無能さ」に悲しくなりながら、でもどうしたらいいのか、途方にくれていました。

駅から職場に向かう地下鉄の階段を上るのがつらくなり、家を出るのがつらくなり、朝起きるのがつらくなり、仕事が始まる月曜が来ることが恐怖になり、日曜の夜が嫌いになり、嫌いな日曜を迎える土曜日が嫌いになり、週末が終わると仕事だと思うと、金曜の夜が嫌いになり・・・

遅刻しながらもなんとか通っていた仕事場に、ついに行けなくなった日、心配した親に連れられて総合病院へ。その時に「うつ病」だと診断されました。自分がうつ病になるなんて思いもしなかった。うつ病がどういうものかもよくわからなくて、でも、休職のための診断書を出してもらった時に、仕事に行かなくてよくなったことに、安堵感を覚えました。でも、その安堵感すら、私の心を休めてはくれなくて、家でただ黙って横になって寝ているだけの毎日。テレビも見る気分ではなく、音楽を聴きたいという気分もなかったです。ひたすら静寂の中で「無」になっていました。

気分転換になるかと、一人で海外旅行もしてみたけれど、解決にはならなくて。先生からは「3か月あれば治る」と言われたけれど、3か月を終えて、とても仕事に戻れる感じではなかったです。仕事に戻ることを考えただけで、恐ろしくてたまらなかった。それで、さらに3か月、休職させてもらうことになりました。

年が明けたあたりから、少しずつ調子がよくなってきて、テレビのドラマを見たりすることも出来るようになってきました。

そして、その年は冬のオリンピックの開催年。たしかトリノオリンピック。なんとなく見ていたオリンピックでしたが、頑張っている選手たちの姿を見ているうちに、とても気持ちが高揚してきて、応援したり、いろんな競技を見ながら、心から楽しんでいる自分がいました。オリンピックが終わった後には、ほとんど鬱々とした気持ちは消えていて、3月には仕事に戻りたい、という気持ちが根付いていました。

あのオリンピックがなくても、はたして4月に仕事に復帰出来ていただろうか、と今でも思います。

ひたむきに自己のベストを尽くそうと頑張る選手の姿が、私にとって癒しの効果と、見えないパワーを与えてくれた。私はそう思っています。

メダルの数がとかく言われるオリンピックですが、それだけがオリンピックではないと思います。

Do your BEST!!その姿はきっと誰かを勇気づけているはずです。