梅干のうた

餓死するまで作り続ける!
餓死するまで食べ続ける!

醤油差し

2010-05-19 | そのたのもん


これはボスの【醤油差し】です。
常にリビングのテーブルの上に置きっぱなし!!

こ~ゆ~の、私は嫌いなんですけどねぃ。
邪魔だし、可愛くないし(ってか、不細工だ)。
でも「置かんといて!」とも言えず、辛抱です。

んで、料理を全くしないボスがこの卓上醤油を、
いったい何に使っているのかと言いますとーー、
昼食の会社弁当に入っているコロッケ用が主で、
その他は、夕飯時に買うてくる18円コロッケ用。

はい、つまり【コロッケ用】。

コロッケには、醤油派の模様。

そして、コロッケ大好き人間らすぃ~~。


──────────

ボスの事、私も鉄砲玉もウザウザで仕方がない。

こうやって岐阜で暮らすようになるまで、
今みたいな、こんな風になるとは思いもよらず。

01.家事を一切、まったく何もしない。
02.仕事もぜ~~んぶ人任せ。
03.岐阜に来る前に言うていた事と、来てからと大違い。
04.そんなこんなで騙された気分!
05.ひとりで高給とって、偉そうにしている!!
06.自分ひとりでは何も出来ないクセに!!!!!
07.そこを突っ込むと、すぐにキレよる。
08.も、も、いい加減にしてくれっ!
09.これ以上、もう誰もアンタに付いて行かぬわっ。
10.でもせいぜい長生きしてね?

というのが、今の時点での私たちの結論です。

鉄砲玉ってば今では、毎日楽しみに観ていた、
【ゲゲゲ】でさえも、「もうエエわ」と言い、
自分が食べ終わり次第、リビングから立ち去り、
庭で昼休憩を過す始末です。
ボスと一緒の空間に居るのが苦痛なんですって。


そんなボスの留守のある日。
いつものことですが、ボスの愚痴でヒートアップ。

鉄:ホンマ!ムッカつくわーーー!!
私:わかる、わかる、私もたいがい我慢しているし。
鉄:ワシ、もう耐えられへんっ!!!!!
私:うん、わかる。何かギャフンと言わせてやろか。
鉄:えっ?たとえば?
私:そやな~~、、、そや!この醤油差しやっっ!!
鉄:え?え?え?

「フフフ、、、これにコーラを入れたるねん!」と私。

一瞬ビックリした顔をしてから、
急に明るい表情になった鉄砲玉が、「ほな、これも!」と、
砂糖を持ってきました。(私ら、ただのいたずらっ子か?)

で、醤油差しにコーラと砂糖を加えたはいいが、
いつまで経っても泡が消えず、「ヤバイな・・・」と我々。

私:ところでどんな味がするか。、ちょっと舐めてみてよ!
鉄:うん、、、そやな、、、、、、ウゲーーーーーッ。。。
私:ギャハハ、そんなに不味いんか?それはヤバイな~~。
鉄:アンタもちょっと、舐めてみ?
私:いや、私は遠慮しとく。
鉄:ズルイわ!
私:エエねん。

それからスプーンを使って、消えぬ泡を取り去りまして、
「これでバッチリやなっ!」と、悪党顔の私たちふたり。

ま、そんな事をしたって、何の解決にはならんのですが。

鉄:次に、あのオッサンがいつコロッケを食べるかやな?
私:案外、明日の弁当の中に入っていたら、どうしよう?
鉄:ま、それは、それや!
私:けど、すぐにバレるで?
鉄:いや、あのオッサン、味オンチやからバレへん!!
私:そうかな?でもバレたら大変やで?
鉄:そん時は、そん時や!なんとでもなる!!
私:そ、そや、暑さで発酵したとか言おうか?


いや~~悪いことってのは楽しいんですけど、ヤバくて。
案の定その翌日の弁当にコロッケが入っておりまして?!

笑ける&ビクビクの昼休み。

鉄砲玉はとっとと食べ終え、リビングから姿を消し、
私ひとりでドキドキでした・・・

会社弁当は、安さの割におかずの種類が豊富で、
コロッケ大好きなボスは、その日、
【コロッケ・フィニッシュ】。激ヤバ~~~。(汗っ)

もしもボスが「ん?何これ???」という顔をしても、
私は微動だにせず、知らん顔をする!!と心に決めて、
真横でコロッケを食べているボスを無視したフリだぃ。


え?

え?

え?

ええええええ?しかし、いつものようにボスってば、
コーラ&砂糖入り醤油をコロッケに掛け、無言です。

・・・だ、大丈夫なのか?!
(ま、死にはしないでしょうけれど、変でしょう?)

ボスは何も言いません。
何かを我慢している感じでもありません。


私:絶対におかしいで、あの人?(と、鉄砲玉に報告)
鉄:これであのオッサンの味オンチが証明出来たッ!!
私:でも・・・不味くなかったのかなぁ?
鉄:何も感じてへんって。

見た目がいつものコロッケなので、
いつものように卓上醤油を掛けて食べ、それだけの人。


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